【2019年度版】カリタス小学校の入試について
カリタス小学校を受験される際に知っておきたいことをまとめました。
募集人数
108名(男女・内部進学者を含む)
入学試験日程
願書配布期間・配布時間 | 6月16日(土)~9月25日(火) 午前9時~午後4時(平日のみ) |
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願書受付期間 | 9月11日(火)~9月28日(金) 郵送(当日必着) |
入学選考日 | 10月26日(金) |
合格発表日 | 10月28日(日)午前中までに郵便でお知らせ |
(引用元:募集要項|カリタス小学校)
過去の志願者数と倍率
- 平成31年度:男子 47名・女子 263名
- 平成30年度:男子 31名・女子 309名
- 平成29年度:男子 30名・女子 274名
倍率:約3倍
毎年の傾向として、女子の志願者と比べて男子の志願者がかなり少ないです。しかし、学校の児童数のうち男子の数は約1割なので、受験の倍率は男女共に約3倍程度と考えて良いでしょう。
カリタス小学校の入試内容と対策
小学校の入学試験の目的は、学校に入学した後授業にちゃんとついていけるかどうかを学校側が見極めることです。選考基準として、ありのままの子供らしさが好まれる傾向にはありますが、受験の際はきちんと受験する学校の入試内容をチェックして準備しておく必要があります。
ここでは、カリタス小学校の過去の入試情報をもとに、選考試験の内容と対策を説明します。
ペーパーテスト
- 所要時間:30分
- 出題枚数:12枚
- 内容:お話の記憶・数の加減・の対応・数の合成・仲間分け・公衆道徳・比較・欠所補充・図形合成・絵・色・形・位置の記憶・生活常識・迷路・分解・大小・形
ペーパーテスト対策のポイント
数の大小、隠れた数の推量、点図形や、色板を使って見本と同じ形を作らせる問題などが頻出される傾向にあります。試験時間30分は未就学の子供にとっては意外と長い時間なので、集中して何かに取り組むことが苦手な子供は、少しずつ時間を長くしていくなどして集中力を伸ばしましょう。
子供の年齢やレベルに合ったドリルなどで毎日練習することをすすめします。毎日こなすプリントの量も大事ですが、子供がきちんと理屈を根本から理解することが重要です。積み木やおはじき、折り紙などの具体物を使い、経験から学び応用する力をつけることがポイントです。また、幼児教室などに通ったり模試を受けたりするのもおすすめです。
制作
- 所要時間:30分
- 形態:個別活動(1グループ25名)
- 使用道具:のり・はさみ・新聞紙
- 内容:紙を切って自由制作
小学校受験の制作では、巧緻性、創造性、表現力などが問われるに加えて、丁寧さやスピードなどもチェックポイントとなります。日ごろから絵を描いたり、道具を使って工作するなどする時間を取るようにしましょう。
カリタス小学校の入試では、はさみとのりを使うので、安全かつ丁寧に使いこなせるよう練習しておくことをおすすめします。また、指示どおりに動けるか、積極的に取り組めるか、作業を最後までちゃんと続けられるかなどもチェックポイントとなる場合もあります。
子供の好きなことや興味のあることなどと関連させるなど、子供が楽しんで意欲的に制作に取り組める工夫が家庭でも必要です。
行動観察
- 所要時間:30分
- 形態:1グループ25名(試験官3名)
- 内容:共同作業・集団ゲーム・自由遊び
行動観察では、ほかの受験生と一緒にゲームや集団遊びをする様子を試験官が観察し、子供の協調性やリーダーシップ、挨拶や片づけなどが自然と身についているかなどをチェックします。
ペーパーテストと違い、知識ではなく習慣を問われるので、日ごろの子供の生活習慣が反映されます。挨拶をする、マナーを守る、自分の身の回りのことは自分でする、片づけを進んでするなどの生活習慣をつけておくことが大事です。また、集団においての行動もチェックの対象となるので、公園などでほかの子供と遊ばせる機会を積極的に作ると良いでしょう。
面接
- 所要時間:15分
- 対象:本人と保護者
- 面接官:2人
- 内容
本人:氏名・幼稚園の友達・お手伝い・好きな遊び・公衆道徳・生活常識
保護者:父母の教育観・公衆道徳・社会的関心事・日常の子供との接し方
カリタス小学校では、過去に試験の前に面接を行っていたことがあり、その中4枚のでカードを使って子供にお話を作らせるといったこともありました。子供の想像力をつけるため、絵本の読み聞かせや読書の時間をとったり、子供の話をよく聞いたり、子供にたくさん質問してあげましょう。