近畿大学の偏差値は?各学部の特色や入試難易度について紹介

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関西にある大学の中でも最も人気が高いと言われている近畿大学。一般入試の志願者数が3年連続で全国1位になるなど、研究や教育に力を入れている大学として、進学先に検討する学生が増えています。当記事では、そんな近畿大学の偏差値や大学の特色、入試難易度についてご紹介します。

近畿大学について

近畿大学とは、近畿地方を中心に複数キャンパスを持つ私立大学で、「近大」の愛称で親しまれています。学生数と学部数は、私立大学としては西日本最大級で、大学の規模や入試難易度が近いとされる日本大学とは、比較されることが少なくありません。

入学式の様子を動画で配信したり、2002年には世界初のクロマグロ完全養殖に成功するなど、人気・知名度ともに高い近畿大学。まずは大学の歴史や特色、キャンパスについて紹介します。

大学の特色と歴史について

近畿大学は、1925年創立の「大阪専門学校」と、1943年創立の「大阪理工科大学」を母体としており、1949年に「近畿大学」として設立されました。総合大学とあり、学部の数は関西でもトップクラスで、さまざまな価値観に触れながら、生徒同士が交流を持つことができます。

昭和24(1949)年、新学制により設立された近畿大学は、理工学部と商学部(現経済学部、経営学部)からスタート。その後、昭和25(1950)年法学部、短期大学部、昭和29(1954)年薬学部、昭和32(1957)年通信教育部、昭和33(1958)年農学部、昭和34(1959)年工学部、昭和41(1966)年産業理工学部、昭和49(1974)年医学部、平成元(1989)年文芸学部、平成5(1993)年生物理工学部、平成22(2010)年総合社会学部、平成23(2011)年建築学部と、その時代のニーズに合った学部を設置してきました。そして平成28(2016)年に国際学部を開設、総合大学としてさらに発展を続けます。

(引用元:歴史・年表|近畿大学

近畿大学のキャンパス

近畿大学のキャンパスは全部で6ヶ所となりますが、キャンパス以外にも、研究所や教育施設などがあります。

東大阪キャンパス(本部)

9つの学部と短期大学部があるメインのキャンバスが、東大阪キャンパスです。

大阪狭山キャンパス(医学部)

大阪狭山キャンパスでは、医学部の学生が医療技術を学んでいます。

奈良キャンパス(農学部)

奈良キャンパスでは、農学部の学生たちが「食と環境」に関する実験や実習に取り組んでいます。

和歌山キャンパス(生物理工学部)

和歌山キャンパスでは、生物理工学部の学生が研究を進めています。

広島キャンパス(工学部)

広島キャンパスでは、工学部の学生が「人と自然の共生」をテーマに新たな技術開発に取り組んで

福岡キャンパス(産業理工学部)

九州にある福岡キャンパスでは、産業理工学部の学生が研究を行っています。

 

それぞれのキャンパスで充実した設備と環境の下、学生たちが勉強や研究に励んでいます。

近畿大学の学部ごとの偏差値


気になる近畿大学の偏差値について、学部ごとに紹介します。全部で14の学部がある近畿大学ですが、学部ごとに偏差値が異なります。

文芸学部(偏差値50~62.5)

文学や歴史、芸術などを学ぶ文芸学部の偏差値は50~62.5となっています。専攻によって求められる偏差値が異なり、文化・歴史学科、創作・評論学科は62.5、文化デザイン学科は60、英語英米文学は55、芸術・造形芸術、芸術・舞台芸術、言語・文学学科は52.5となっています。

学校生活で身につけた創造力と思考力は、チームをまとめる力やプレゼンテーション能力に生かされます。

法学部(偏差値55~58

1年次に法律学や政治学の基礎を学び、2年次からは専門的分野を学んでいく法学部。偏差値は55~58となっています。法律の専門知識を生かして資格を取得し、司法書士、税理士、公務員、企業の法務担当部門での活躍が期待されます。法学部卒業生の主な就職先は、防衛省や大手企業などが名を連ねています。

経済学部(偏差値52.5~55

少人数制で指導の行き届いた経済学部では、ITスキルや英語力の向上にも力を入れています。気になる偏差値は52.5~55で、国際経済学科、経済学科、総合経済政策学科の3つの専攻のうち、国際経済学科と経済学科で求められる偏差値が55となっています。

経営学部(偏差値50~57.5

近畿大学の経営学部の偏差値は50~57.5となっており、商学科、経営学科、会計学科、キャリア・マネジメント学科の順で偏差値の高さが異なります。経営学部では、メーカーと共同で商品開発を行ったり、インターンシップを積極的に導入するなど、社会での即戦力となるマーケティング知識を学ぶことができます。

総合社会学部(偏差値52.5~58

社会・マスメディア系専攻、心理系専攻、環境・まちづくり系専攻の3つの専攻から成り立つ総合社会学科。偏差値は52.5~58となっており、現代社会が抱える問題について多方面から考察しながら、深い洞察力を習得することができます。マスコミ志望や心理学に興味がある人、環境やまちづくりに関心のある人などに向けた学びの環境が整っています。

国際学部(偏差値50~55

全学生が1年間の留学プログラムで語学を学び、質の高い英語教育で人気の高い国際学部。偏差値は50~55となっています。「グローバル専攻」と「東アジア専攻 中国語コース・韓国語コース」の2つの専攻があり、ビジネス英会話などの習得を目指すグローバル専攻は偏差値が55、東アジア専攻は50~52.5の偏差値が基準となっています。

大学で学んだ異文化理解力は、外資系企業など、国内外のあらゆる業界や企業で働くための基礎となり、将来国際社会で活躍できる人材を育てます。

工学部(偏差値42.5~50

広島キャンパスに拠点を置く工学部は、化学生命工学科・機械工学科・ロボティクス学科・電子情報工学科・情報学科・建築学科の6つの学科があります。偏差値は42.5~50と、比較的入試難易度が低いという特徴があります。工学部では、最新の技術を使って機械の安全性を検証したり、映像技術を使ったシステム開発など、製造業における専門知識を学ぶことができます。

産業理工学部(偏差値42.5~48

福岡キャンパスに拠点を置く産業理工学部は、生物環境化学科・電気電子工学科・建築・デザイン学科・情報学科・経営ビジネス学科の6つの学科があります。少人数制を導入し、「食品」「エネルギー」「環境」「情報」「マネジメント」といったテーマの研究を行い、産学連携や地域貢献など、学生が能動的に学習できる環境を提供しています。

偏差値は42.5~48となっており、毎年全国トップの就職実績という、近畿大学の中でも「就職に強い学部」として評価されています。

理工学部(偏差値47.5~53

理工大学の偏差値は47.5~53で、理学科・応用化学科・機械工学科・電気電子工学科・情報学科・社会環境工学科・生命科学科の7つの学科があります。学部の特徴としては、以下のような点があります。

2014年に研究プロジェクト「太陽光利用促進のためのエネルギーベストミックス研究拠点の形成」が発足。持続可能な社会の実現に向け、新しいソーラー触媒や省電力素子の開発・研究が進められています。製造業や建設業、情報通信業などからのニーズが高い理工学部ですが、大学院への進学や教員をめざす学生が多いのも特徴です。

(引用元:理工学部|いくぞ!近大 近畿大学入試情報サイト

建築学部(偏差値52.5~55

建築学部の偏差値は、52.5~55となっており、一級建築士の合格者が高いことで知られています。

近畿大学は、一級建築士の合格者数の大学別ランキングで西日本1位(全国8位、2017年度)という実績を誇ります。建築学部では、理系の学生だけではなく、文系の学生にも対応した入試制度と教育プログラムを用意しています。

(引用元:建築学部|いくぞ!近大 近畿大学入試情報サイト

建築に必要なスキルを習得するために必要な施設や設備が充実し、建築工学やデザインについて学ぶことができます。住宅メーカーや工務店などの建設業界や、家具やインテリア販売など、建築に関わるさまざまな分野への進路が期待される学部です。

医学部(偏差値67.5

近畿大学の医学部の偏差値は67.5となっており、近畿大学の中でも最も高い偏差値が求められます。関西の私立総合大学では唯一の医学部となっており、附属病院が併設され、地域医療を支えています。病院実習や少人数制の自習など、実践力に重点を置いた教育内容となっており、海外の大学への短期留学制度や医師国家試験対策への万全な体制が整っています。

薬学部(偏差値52.5~60

薬学部は6年制の医療薬学科と4年制の創薬科学科があり、偏差値は52.5~60となっています。薬剤師の国家資格取得はもちろん、再生医療などの最先端の研究やサプリメントや化粧品などの研究開発を行う人材を育成します。また、国家試験への高い合格率が特徴となっています。

薬学部はきめ細かい指導により、薬剤師国家試験において極めて高い合格率を維持しています。2018年2月に実施された第103回薬剤師国家試験でも、新卒合格率は94.9%(全国平均84.9%)、新卒・既卒及びその他を含めた総合合格率は88.8%(同70.6%)という成果をあげています。また、2018年2月に実施された第64回臨床検査技師国家試験においても、新卒者5名が受験し4名が合格しました(薬系大学の新卒合格率は51.2%)。

(引用元:薬学部|いくぞ!近大 近畿大学入試情報サイト

農学部(偏差値45~55

奈良キャンパスに拠点を置く農学部は、偏差値が45~55となっています。農業生産科学科・水産学科・応用生命化学科・食品栄養学科(管理栄養士養成課程)・環境管理学科・生物機能科学科の6つの学部があり、農業におけるさまざまな政策や研究を行っています。

世界で初めて成功したクロマグロの完全養殖やバイオ燃料の開発など、最先端の研究を数多く行っている農学部として、研究内容は国内外からも注目されています。

生物理工学部(偏差値42.5~50

和歌山キャンパスに拠点を置く生物理工学部。偏差値は42.5~50となっています。生物工学科・遺伝子工学科・食品安全工学科・生命情報工学科・人間環境デザイン工学科・医用工学科の6つの学科があり、医用工学科と生物工学科では求められる偏差値が50となっています。

クローン技術によって絶滅動物を復元するための遺伝子工学研究や、医療や福祉機器の設計や開発など、最先端の情報技術の応用にも挑戦していることで知られています。

同じ偏差値の他大学

それでは次に、近畿大学と同等の偏差値やレベルの他大学について紹介します。近畿大学には複数の学部があるため、偏差値の幅は45~67.5となりますが、同じように、総合大学で同レベルの大学としては以下の大学があります。

関西大学

偏差値が52.5~60.0の関西大学は、近畿大学と同じ私立の総合大学となります。近畿大学と併願して受ける受験生が多く、ユニークなサークル活動が有名で、SFサークルやRPG研究会、中でも鉄道研究会は西日本で有数の規模を誇っています。

関西学院大学

関西大学と同様に近畿大学と同レベルの私立大学が関西学院大学です。偏差値は50.0~65.0で、キリスト教主義に基づき、「思いやりと高潔さを持ち社会を変革していくこと」をモットーとして掲げています。

センター試験に求められる点数は近畿大学よりも少し上となっていますが、国際学部には沢山の留学生が在籍しているため、異国文化に触れる機会に恵まれています。

日本大学

出身大学別の社長数は全国1位の人数を誇り、社会で活躍できるリーダーの育成に力を入れているのが、東京に拠点を置く日本大学です。前述のとおり、私立大学の総合大学として近畿大学と比較されることが多く、偏差値は37~65と、学部によって差があるのも特徴の1つです。近畿大学と同様に、独立したキャンパスを持っており、専門的な教育や研究に必要な設備が完備されています。

近畿大学は関西でもトップクラスの私大総合大学


学部数が関西最大を誇る近畿大学。学部によって偏差値に幅があることから、希望の学部によっては早くから受験対策をする必要がありますが、大学内で学ぶ環境や設備がしっかりと整っていることから、子供が将来社会で活躍できる高いスキルを習得することが可能と言えるでしょう。

卒業生には著名人も多く、人気や評判もトップクラスの近畿大学。関西の総合大学で検討している方は、オープンキャンパスや資料請求などで大学について調べてみてはいかがでしょうか。

参考
近畿大学 偏差値 入試難易度|大学進学情報のゴートゥースクール/河合塾グループ
近畿大学について|いくぞ!近大 近畿大学入試情報サイト
キャンパス案内|近畿大学
学部・学科|いくぞ!近大 近畿大学入試情報サイト

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cocoiro編集部

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