安心して集団登校するために保護者ができること
集団登校にはメリット・デメリットがそれぞれありますが、基本的には子供の通う学校が集団登校を採用していれば、それに従うことになります。子供に安心して集団登校させるために、保護者としてできることは何か、ご説明します。
班長の家と連絡先を確認
班長の子の家の場所と、連絡先は確認しておくことをお勧めします。
子供が体調を崩したり、寝坊したりして、今日は登校班で登校させないということも出てきます。1人の子が集合場所に来ないことで同じ班の子たちが心配しないように、必ず班長には遅刻・欠席することを伝えましょう。
時間に間に合うように集合場所に行かせる
時間に間に合うように、早めに朝の支度を済ませ、集合場所に送り出すようにしましょう。
集団登校では、1人が遅れると同じ班の子全員の学校への到着時刻が遅れてしまいます。出発が大幅に遅れると急ぎ足で登校しなければならないことになり、焦って道路を横断するときに飛び出してしまうなど、危険が増します。時間に余裕をもって送り出し、慌てることのないようにさせましょう。
集合場所や登校中の様子を見に行く
普段は玄関先で「いってらっしゃい」と見送っても、ときには集合場所まで一緒に行って見送ったり、散歩ついでに学校まで一緒に歩いて登校中の様子を見に行ったりしてみるのもおすすめです。
子供が登校班について何も言っていなくても、困っているケースもあります。子供たちだけだとついルールが甘くなり、交通ルールが守れていないということもあるかもしれません。ときどき様子を見に行くことで、子供たちに注意を促すこともできるでしょう。
トラブルがあったら小さなうちに解決を
子供たちが集まる場所でトラブルが起きるのは仕方がないことです。トラブルに気づいたら、問題が小さなうちに解決するようにしましょう。
子供同士で解決できることなら良いのですが、問題が長引いたり、解決が難しそうだったりしたら、大人が入った方が良い場面もあります。同じ登校班の子に直接話をしたり、同じ班の子の親にも伝えて手伝ってもらったりするのが良いでしょう。同時に学校の先生にも相談することをおすすめします。
安全な集団登校を
集団登校についてメリットやデメリット、保護者ができることをお伝えしてきました。集団登校をさせるのは、「子供たちに安全な登下校をしてほしい」という願いがあるから。子供たちが安全に、そして良い気持ちで学校まで行くことができるようにサポートしていきましょう。
参考
登下校時における児童生徒等の安全確保について(依頼)|文部科学省
登下校時における幼児児童生徒の安全確保について|文部科学省
平成30年度 児童生徒の交通事故|警視庁交通局
学校健康教育行政の推進に関する取組状況調査について(概要)|文部科学省