アルギニンの効能って何?アルギニンが多く含まれるおすすめの食品 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

子供におすすめのアルギニンが多く含まれる食品

子供におすすめのアルギニンが多く含まれる食品
非必須アミノ酸とはいえ、体内で生成できる量は大人でもあまり多くはありません。子供は大人よりも体内生成できる量が少ないのに、成長するためにより多くのアルギニンが必要です。幸いなことにアルギニンは、食事から摂取できます。

子供が健やかに成長するために必要なアルギニンは、1日あたり4gとされています。1食あたり
約1.3gなら普通に食事をしていれば十分補える量です。ただしアルギニンは過剰摂取による副作用があるので、過剰摂取にならないようバランスを考えることを意識してください。子供の成長に役立つ、アルギニンが多く含まれる食品を紹介します。

ピーナッツなどのナッツ類

ナッツ類からもアルギニンを摂取できます。子供にはおやつがわりにナッツを食べさせたり、ナッツの入ったお菓子を手作りするのもいいでしょう。種類ごとに100gあたりの含有量を見てみましょう。

  1. ピーナッツ:3.2g
  2. 松の実:3.0g
  3. 松の実:2.5g
  4. くるみ:2.2g
  5. アーモンド:2.1g
  6. カシューナッツ:2.0g

意外にたくさんのアルギニンが含まれています。ただしナッツ類はカロリーが高いので、食べ過ぎはよくありません。くるみならコレステロールゼロだからいいですが、毎日ナッツだけでアルギニンを摂取しようとするのはおすすめできません。他の食材とのバランスを考えながら、時々取り入れるくらいがちょうどいいのではないでしょうか。

豆腐などの大豆製品

大豆には豊富なアルギニンが含まれています。豆腐、納豆、油揚げや厚揚げ、おからやきなこ、豆乳、味噌やしょう油、など大豆を使った加工食品からもアルギニンが摂取できます。大豆のままだと食べ方が限られがちですが、加工食品なら食べやすいですし毎日手軽に取り入れられます。

大豆100gには2.5gのアルギニンが含まれています。ただし大豆を100g食べるのはかなり大変ですし、毎日のこととなれば現実的ではありません。加工食品の場合アルギニンの含有量は減りますが、他の食材とのバランスを考えて摂取すればいいから手軽です。納豆は100gあたり0.94g、豆腐は100gあたり0.5gのアルギニンが含まれています。

マグロ・エビなどの魚介類

魚介類にもアルギニンは含まれています。食材の中では魚介類が一番含有量が多いので、毎日の食事に積極的に取り入れるのが理想です。100gあたりの含有量を比較してみましょう。

  1. エビ:1.8g
  2. 鰹節:4.0g
  3. マグロ(クロマグロ):1.4g
  4. カツオ:1.3g
  5. サザエ:1.4g

これを見る限りでは、鰹節を食べていれば毎日楽々クリアできると思ってしまいそうです。しかし鰹節100gを毎日食べ続けるのは意外に大変です。1つの食材から摂ろうとするのではなく、朝昼晩3回の食事で、合計が4gになるようにすればいいのです。魚の場合は毎日食べ続けるのは難しいでしょう。週に何度か魚を使った料理を取り入れるなど無理をしない範囲で続けてください。

鶏肉・豚ゼラチンなどの肉類

食材の中で最も多くのアルギニンを含んでいるのが、豚のゼラチンです。その量は100gあたり7.9g!50gでも1日に必要な量のほとんどをカバーできます。ただし50gの豚ゼラチンを食べ続けるのも現実的ではありません。料理としては豚の角煮がおすすめです。柔らかく煮れば子供も食べやすいですし、毎日ではなくてもある程度まとめて作っておけば、何日かおかずにできます。

次に多いのは鶏肉です。100gあたりでは、胸肉1.5g、もも肉1.3g含まれていますので、週に何度か鶏肉を使った料理を作ればアルギニンが摂取できます。子供が好きな唐揚げなら、たくさん食べられるのではないでしょうか。タンパク質も摂れるので便利です。

他には牛肉、豚ロースにも100gあたり1.3gのアルギニンが含まれています。肉類は子供も好きなので、いろんなレシピで飽きずに食べられるのがいいところです。ハンバーグや炒め物など子供が喜ぶ料理を作ってあげましょう。