ギャングエイジは子供の成長にとって不可欠で大切なこと

ギャングエイジは子供の成長にとって通るべき大切なこと

「ギャングエイジ」という言葉を聞いたことはありますか? ギャングエイジとは、小学校3〜4年生の子供に現れる反抗期の1つのことです。「家族と急に話をしなくなる」、「それまで素直だったのに急に言うことを聞かなくなる」など、子供の急な変化の特徴やうまく付き合っていく方法をご紹介します。

ギャングエイジとは?

「ギャングエイジ」とは、小学校3〜4年生(9〜10歳)の子供に多く見られる反抗期のこと。「10歳の壁」や「小4の壁」と呼ばれており、発達段階の子供の精神的な成長過程において重要な時期だと捉えられているのです。

事実、文部科学省が公表している「子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」においても、ギャングエイジについて下記のように言及されています。

9歳以降の小学校高学年の時期には、幼児期を離れ、物事をある程度対象化して認識することができるようになる。対象との間に 距離をおいた分析ができるようになり、知的な活動においてもより分化した追求が可能となる。

自分のことも客観的にとらえられるようになるが、一方、発達の個人差も顕著 になる(いわゆる「9歳の壁」 ) 。身体も大きく成長し、自己肯定感を持ちはじめる時期 であるが、反面、発達の個人差も大きく見られることから、自己に対する肯定的な意識 を持てず、劣等感を持ちやすくなる時期でもある。

また、集団の規則を理解して、集団活動に主体的に関与したり、遊びなどでは自分たちで決まりを作り、ルールを守るようになる 一方、ギャングエイジとも言われるこの時期は、閉鎖的な子どもの仲間集団が発生し、付和雷同的な行動が見られる。

◯現在の我が国における小学校高学年の時期 における子育ての課題としては、インターネット等を通じた擬似的・間接的な体験が増 加する反面、人やもの、自然に直接触れるという体験活動の機会の減少があげられる。
◯これらを踏まえて、小学校高学年の時期に おける子どもの発達において、重視すべき課題としては、以下があげられる。

・抽象的な思考への適応や他者の視点に対する理解
・自己肯定感の育成
・自他の尊重の意識や他者への思いやりなどの涵養
・集団における役割の自覚や主体的な責任意識の育成
・体験活動の実施など実社会 への興味・関心を持つきっかけづくり

(引用元:子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題|文部科学省

9〜10歳にかけては、「友達が泣いている」ときには、「どんな言葉をかければ良いか」といったように相手の気持ちを考えながら行動できるようになります。集団行動においての自分の身の振り方や立ち回りを考えられるようになる一方、仲間との結びつきが強くなる時期でもあります。

ギャング(仲間、チーム、ユニット)、エイジ(時期、年代、年齢)という言葉の本来の意味からも分かるとおり、ギャングエイジは決してネガティブなものではありません。

むしろ、子供の自立心を育むきっかけであるとも考えられます。父親や母親の元を離れた子供が学校で出会った仲間との人間関係を築いていくことは、その後の社会生活を送る上で重要な役割を担っているのです。