誕生日や子供のイベントの日など、特別な日には「子供が喜ぶご飯」を作りたいですよね。どのようなメニューが子供の好きな料理なのでしょうか。今回は子供の好きな定番メニューや、子供が喜ぶ料理のコツをご紹介していきます。ぜひ参考にして、お子さんを喜ばせましょう。
子供が喜ぶご飯作りのコツ
子供が喜ぶメニューは、大人と少し違います。外食の定番となるお子様ランチには、子供の大好物が凝縮されています。大人から見ると子供向けの味付けやメニューと思えますが、子供にとってはどんな高級料亭で出される料理よりもおいしいのです。
家庭で毎日食事の支度をする際、大人用メニューと子供用メニューと2種類を作るのって結構大変です。しかし子供の味覚に合わせると大人には物足りなくなります。大人の味覚に合わせてしまうと、子供は苦手意識を持ったり好き嫌いが増えたりする可能性があります。面倒に思うこともありますが、子供と大人はメニューは同じでも味付けを変えるなど工夫を取り入れることが大切です。
甘めの味付けにする
子供は味覚が発達していないので、苦味とか辛味が苦手です。大人にとって美味しいものでも、苦味や辛味が強いと子供にはとても不味く感じてしまうのです。子供の食事は甘めの味付けにするのがポイントです。
例えばカレー。大人にも子供にも人気があるメニューですが、子供のカレーは甘口が基本です。市販のカレールーにも甘口はありますが、大人向けの味付けになっているので甘口でも辛いと感じることがあります。幼い子供には、子供用のルーを使いましょう。自分でルーを作る場合は、刺激の強い香辛料は使わず甘めの味付けにして、香り付け程度に少量のカレー粉を入れるだけでも十分です。成長に合わせて味覚も変わっていくので、味付けも少しずつ変えていくといいでしょう。
出汁をしっかり取る
味覚が未発達の幼児でもだしのうま味は分かります。離乳食はほとんど味をつけていませんので、大人には味気ないものですが、ちゃんとだしは使っています。だしにもいろんな種類があって、成長とともにだしの種類も変えていきます。
子供には大人の味付けが濃いと感じることも多いですが、しっかりとだしを取っておくとだしのうま味がきくので濃い味付けをしなくても美味しく食べられます。これは大人にとってもメリットになります。だしをしっかりと取ってそれを料理に使えば、子供でもうま味は感じられるので美味しく食べられるようになります。
旬の素材のおいしさを活かす
旬の食材は香りやうま味が一番いい状態です。子供が苦手意識を持ちやすい食材も、旬の時期に食べると甘味が強く香りもいいので、食べやすくなります。えぐみがある野菜も旬の時期なら、えぐみもなく食べやすいです。野菜だけでなく魚や肉も同じ。旬の時期は食材によって違いますが、それぞれの季節に旬のものを多く取り入れると子供でもいろんな食材を美味しく食べられるようになります。
手づかみで食べられるサイズにする
お箸を使えるようになるにも時間がかかります。それまではスプーンやフォークを使いますが、それでも食べにくい食材は子供が苦手意識を持ちやすくなります。食材を切り分ける時は、子供が手づかみでも食べられるよう、いつもより小さめにするといいでしょう。
噛む力が弱いと噛むだけで疲れてしまって、飲み込む頃にはヘトヘトになってしまいます。ナイフやフォークがうまく使えないと、結局手が出てしまうので最初から手づかみで食べることを想定して、小さく食べやすく切ることも大切です。ずっと手づかみではさすがによくありませんが、小さいうちは食べやすさを重視することが大切です。