キャッチボールの投げ方とは?基本の練習法や子供への教え方を紹介 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

ボールの捕り方のコツ

続いて、ボールの捕り方のコツを紹介していきます。

体の正面で受け止める

ボールを上手に捕るためのコツの1つは、自分の体の正面でボールを受け止めることです。体の正面でボールを受け止めることができるようになったら、次はボールを胸の高さで取れるように練習をしてみましょう。

子供が正面でボールを受け止めることが怖くなったり、胸の高さで捕ることを怖がってしまったら、まずは近い距離で優しくゆるやかなボールを投げてあげることで、少しずつボールに慣れていけるようにするのがおすすめです。少しずつ距離を離していき、ボールに対する恐怖心を和らげてあげましょう。

さらに、体の正面・胸の高さで受け止められるようになったら、ボールを投げる場所を上下左右に移動してみましょう。自分からボールが投げられた方向に移動して捕ることができるようになれば、リズミカルにキャッチボールをできるようになっていきます。

グローブに片手を添える

キャッチボールでは、グローブでボールを受け取ります。はじめのうちは、グローブも硬く、なかなかうまくボールを掴むことができないこともよくあるようです。このようにボールがうまく掴めない場合には、グローブをはめていない方の手をグローブに添えてあげることで、ボールを捕りやすくなります。グローブの扱いにも慣れてくれば、ボールを取りこぼすこともなく、片手でボールを捕ることができるようになるでしょう。

投げ方を上達させる練習方法

投げ方を上達させる練習法

椅子を使った練習法

書いて字のごとく椅子に座ってボールを投げる練習です。椅子に座ってボールを投げることで、下半身が固定され、上半身の使い方を効果的に練習することができます。必ず守るポイントは以下の6つです。

  • 椅子の座り方は、背もたれにもたれ掛かるのではなく浅く座る
  • 前足はしっかりと投げる方向へ向ける
  • 胸もしっかりと投げる方向へ向ける
  • グラブもしっかりと投げる方向へ向ける
  • 軸足は動きを止めるのではなく回転させる
  • 投げる腕は肩の力を抜いて大きく振ることを心がける

繰り返し練習をすることで、正しい上半身の使い方ができ、狙ったところに投げることができるようになります。

音を使った練習法

ボールを投げる時の体重移動や足の運びは、言葉だけで説明しても小さいお子さんには、なかなかできるものではありません。特に小学校低学年程度のお子さんが相手であれば特に効果のある方法が「音を使った練習法」です。ここでいう音とは「擬音」のことです。子供はよく、手を動かす時に「シュッ」と言ったり、踏ん張る時には「グッ」と言ったりと動作を擬音化することがしばしばありますね。それを利用した練習法です。

やり方は非常に簡単です。投球の動作をすべて擬音化するのです。例えば半身になった後に足を上げる動作を「ひょい」。前に出す足を出す時に「ドン」。腕を振る時に「シュッ」。これをリズムよくやると投球の動作になるわけです。

また、体重移動がうまくいかない時には、片足を上げて、相撲の四股をイメージしながら「どすこい」という擬音だと大きく踏み込むことができる子が多いです。

練習をしてもなかなかうまくいかない子には、このような練習法も効果的です。ぜひ実践してみてください。