専攻科卒業後はどんな未来がある?
専攻科を卒業した後は、どのような未来が待っているのでしょうか。
専門分野を活かして就職する
専攻科を卒業したということは、専門の分野で、より高度や知識や技術を身につけているということを意味します。それらを活かして就職する人が多くいるようです。
特に看護・教育の分野では専攻科によって資格とともに、しっかりとした技術を取得していることも多いので、即戦力になると高い評価を受けています。
また、言語聴覚士などのように専門職としてニーズの高い資格と技術を身につけているなど、特殊な分野で多くの人に求められる仕事もあります。
専門分野をさらに学ぶため進学する
専攻科を卒業したあと、さらに自分の専門分野をつき進めたいという人もいるでしょう。その場合はまた進学することも可能です。
どのようなパターンが考えられるのでしょうか。例えば高校卒業後、専攻科に進学、大学に編入するという形があります。これは2016年から始まった新しい形で、文部科学省が定めた基準を満たす専攻科を卒業した場合は、大学で2年間学んだのと同等の扱いをしよう、ということです。
また、高専や短期大学を卒業後、専攻科に通い、その後大学院に進学する人もいます。これは前述した四年制大学卒業の条件を満たした人のみです。
専攻科に行くメリット・デメリットは?
専攻科に行くメリット
専攻科に進学するメリットとして、専門的な知識と技術を身につけられるということがあります。すでに持っている資格の、より発展した資格を入手する例も多いようです。
例えば、高校で准看護師養成課程を選択し本科を卒業した後、専攻科にて看護師養成課程を修了することで、国家試験の受験資格を得ることができるのです。
専攻科に行くデメリット
専攻科への進学のデメリットとして、学校数が少ないということが挙げられます。専攻科のある高校が自宅から遠い場合、通うのが大変だったり、引っ越す必要が出るなど、生活に大きな影響をもたらします。
また専攻科の認知度はそれほど高くありません。看護や水産など一部の業界ではよく知られていますが、それ以外の分野では専攻科を知らない人もいます。そのため、専攻科で専門的な知識と技術を学んだことを評価してもらえない場合もあります。