古くから伝わる、日本の伝統的な遊びである「めんこ」は今でも受け継がれている日本の代表的な遊びの一つです。今回はそんな「めんこ」の作り方をご紹介します。少ない材料で簡単に作ることができるので気軽に遊び始めることができます。ぜひ、このお正月は手作りの「めんこ」で遊んでみてはいかがでしょうか。
もくじ
めんことは?
めんことは日本の代表的な子供遊びの一つです。めんこの語源は「小さな面」というところから面子と呼ばれるようになったとされています。
めんこには「泥めんこ」、「鉛めんこ」、「紙めんこ」などさまざまな種類があります。一般的には紙めんこが有名で四角形や丸型などさまざまな形状があり最近では写真や図柄などデザインに特化しためんこもあります。
もともと、めんこは駄菓子屋などで販売されており牛乳瓶のふたなどで代用されていたこともあるおもちゃ。そんなめんこですが、近代で運動能力の向上に期待できる研究結果もあります。めんこのメリットとして以下の2つことが挙げられます。
1. 腕を鍛える運動にもなる
「ソフトボール投げの記録を向上させる新たな教材・教具としてのメンコ遊びの可能性-小学5年生を対象とした調査から」の論文では、めんこ遊びで成績がいい人はソフトボール投げでも良い成績を出している実験結果が報告されています。
また、めんこはソフトボール投げの向上において新たな教材器具になる可能性があることも報告されています。
参考
ソフトボール投げの記録を向上させる新たな教材・教具としてのメンコ遊びの可能性−小学5年生を対象とした調査から|スポーツパフォーマンス研究, 8, 24-35(2016)
2. 投げる時の指先やひじを鍛えることができる
「めんこ投げ遊びや紙てっぽう遊びが児童の投動作に及ぼす効果」の論文では、めんこの練習をするほど投げる時のフォームが改善され、指先やひじの最高速度が上がり、遠投距離も向上したという結果も報告されています。
参考
めんこ投げ遊びや紙てっぽう遊びが児童の投動作に及ぼす効果|奈良教育大学紀要第53巻第2号(2004)