子供の野菜嫌いを克服する対処法とは?
子供の野菜嫌いを克服する対処法は何かないか……親としては、できるだけ野菜を食べさせたい、他のものと同じように食べてほしいと考えます。ここではすぐにでもできる対処法を4つご紹介します。
無理に食べさせない
食事は本来楽しいものです。みんなでいろいろな話をしながら、楽しく食べるもの……「食べなさい」と怒られてばかりでは子供も嫌になってしまいますし、無理に食べさせようとすればするほど、子供は拒否反応を示します。
- 少しだけ食べてみようか
- おいしいよ
などとさりげなく「プッシュ」し、子供が自発的に食べることができるまで余裕を持ってみてあげましょう。無理に食べさせることには何のメリットもありません。仮に食べたとしても、子供の脳には「おいしかった」という記憶はないのです。
一緒に料理をする
出されたものを食べるだけでは、どんな食材がどのような調理法で料理されているのかが分かりません。一緒に料理をすることで食に対する興味がわき、「これはどんな味になるんだろう」と食べることに対する意欲が増します。皮をむく前の野菜や、切る前の野菜などに馴染むことができれば、少しずつ恐怖心が薄れていくようになります。
また自分の作った料理を食べてもらうという経験をすることで、
- 残されたら悲しい
- 食べたくないと言われたらショック
などという気持ちが分かるようになります。
細かくして料理に入れる
嫌いな野菜が大きなまま目の前に出てきたら、大人でも嫌になってしまいます。子供の場合も同じ……できるだけ分からないように細かくして料理に入れるようにしましょう。カレーやハンバーグなど、子供の大好きな料理にも細かく刻んだ野菜を入れることは可能です。フードプロセッサーなどを活用して、徐々に慣らしていってあげましょう。
食べられたら思い切り褒める
子供は親に褒められるのをとても喜びます。嫌いな野菜を食べても「当たり前」と言われてしまっては、苦い物を頑張って食べた子供が報われません。
- よく頑張ったね
- 偉かったね
- すごいね
- 食べてくれてママ嬉しいよ
など、思い切り褒めることを心がけましょう。褒めてもらえることで「また食べてみよう」という意欲がわいてきます。嫌いな野菜でも挑戦して食べることができていくうちに、いつの間にか克服できたというケースもあります。
【まとめ】子供の野菜嫌いは親も一緒に克服しよう
子供の野菜嫌いは、子供だけの問題ではありません。親も嫌いな野菜があるということも考えられます。子供だけに「食べなさい」「残しちゃダメ」と叱ってばかりいると、食事が楽しくなくなり、親子共に負担に感じるようになってしまいます。子供の野菜嫌いを克服するには、子供と一緒に、二人三脚で行うくらいの気持ちが必要です。
- 嫌いな野菜の何が嫌いなのか
- どんな調理法なら食べられるのか
- 嫌いになったきっかけは何なのか
などを子供と話し合い、きちんと理解をした上で取り組むようにしてください。野菜を食べなくても、すぐに弊害がある訳ではありません。親はどっしりと構え、いつか自分から食べてくれるようになる日を待つくらいの余裕が一番大切なのです。
参考
子どもの野菜の好き嫌いに関する調査報告書|カゴメ株式会社
【教育研究家に聞く】子どもの野菜嫌いの理由は? 好き嫌いを少なくする7つのポイント|ウチコト
【本当に効いた!】子どもの野菜嫌いを直す3つのテクニック|オレンジページnet
子供の野菜嫌いどうしてる?先輩ママたちの奮闘アイデアを聞いた|mamari