ミルクだけを飲んでいたころから離乳食になり、メニューが増え始めるころから悩まされるのが、子供の野菜嫌いです。子育ての悩みとして挙げられることも多く、保護者同士の会話でも野菜を食べないという話題はよくあることでしょう。子供はどうして野菜が嫌いなのでしょうか? その理由をきちんと知ることで対処法が見つかることがあります。今回は子供の野菜嫌いの理由と、対処法をご紹介します。すぐにできる対処法ばかりですので、ぜひ試してみてください。
もくじ
子供の6割に野菜の好き嫌いが!母親の影響が大!
カゴメ株式会社の発表した「子どもの野菜の好き嫌いに関する調査報告書」によると、3歳から中学生の子供を持つ母親に、子供に野菜の好き嫌いがあるかどうかを確認したところ、全体で60.8%が「子供に野菜の好き嫌いがある」と答えています。また母親に子供のころから野菜の好き嫌いがある場合、73.1%の割合で子供に野菜嫌いがあり、全体よりも高い割合になっています。
これは実際に子供へ食事を提供する母親に好き嫌いがあることで、子供への影響が非常に大きいということになります。確かに自分の嫌いなメニューを作ることはあまり気が進みませんし、献立を考える段階で嫌いな食材を排除していることがあります。子供の野菜嫌いは、一概に子供だけの責任ではないということなのです。
子供の嫌いな野菜BEST3
子供が嫌いだと感じる野菜はさまざまですが、その中でも比較的多くの子供が嫌いだという野菜には何があるのでしょうか?
なす
なすは独特な食感と、子供がアクの強さが原因で嫌われがちな野菜です。親としては和洋中どんな料理にも使える優れものなのですが、子供にとってはあまり好きではない野菜の1つです。カレーなどに細かくして入れても、気付かれることの多い野菜でもあります。
ピーマン
嫌いな野菜の代表格といっても過言ではないのがピーマンです。苦味が強く、臭いも比較的強いことが原因のようです。ピーマンの肉詰めなどほかの食材と合わせたメニューを作っても、ピーマンの自己主張はかなり強いので、ごまかして食べさせることが非常に難しい野菜です。
しいたけ
お世辞にも見た目が美しいとはいえないしいたけは、クセのある臭いや、独特の食感が嫌がられることが多いものです。どんな料理にも使える万能選手なのですが、だしを取ったりしても臭いですぐに分かってしまいます。口の中に入れたときの食感が苦手な子供が多く、気が付いて飲み込めなくなることもある野菜です。