子供が野菜を食べない3つの理由とは?野菜嫌いを克服する方法も紹介! - cocoiro(ココイロ) - Page 2

子供が野菜嫌いな3つの理由

子供が野菜を嫌いになるには、子供なりの理由があります。理由も分からず「食べなさい」といっても、何の解決にもなりません。子供がどんな理由で野菜を嫌うのかをみていきましょう。

本能的に苦味や酸味を避けている

人間の舌が基本的に好まない味は苦味や酸味です。苦い、すっぱいという味は、本来腐敗や毒を示していると言われています。子供はこの苦味や酸味を危険として察知し、本能的に避けていると考えられます。ピーマンやゴーヤの嫌いな子供が多い理由は、この苦味にあります。トマトの酸味が嫌だというケースも多く見られます。

見た目や臭いの違う食べ物を警戒している

初めてのものや知らないものに対しては、恐怖を抱いたり嫌悪感を抱いたりします。食に対する経験の浅い子供にとっては、野菜も見た目や臭いが初めての物体なのです。経験を積めば自然と恐怖を抱く対象は減ってきますので、無理に克服することは逆効果だといわれています。これはネオフォビア(新奇恐怖)と呼ばれる傾向の1つで、生き残るための本能的な反応だと言われています。

味覚に敏感になっている

子供には味覚・嗅覚にとても敏感な時期があります。また生まれつき味覚が繊細で豊かな場合もあります。こういった子供はわずかな味覚の違いなどに気が付くことができるので、初めて食べる野菜や、うまく紛れ込ませた嫌いなものに拒否反応を示すことがあります。ただしこれは子供の成長の証です。「これは大丈夫」という食の経験を積んでいくことで、自然と学習をしていきます。