帰国子女の大学入試!大学の一覧や偏差値・入試情報をご紹介

帰国子女の大学入試!大学の一覧や偏差値・入試情報をご紹介

日本の国際化が進んでいる昨今、海外に住んでいた家族が日本に帰ってくるということも少なくありません。しかし帰国する日本人家族のうちお子さんのいる家庭も多く、受験や転入手続きなどでどうしていいか分からず困る方もいることでしょう。

このページでは大学入試を控えている帰国子女の方に必要な、試験方法やメリット、デメリットなどをご説明していきます。

帰国子女枠での大学受験の動向

このページでは大学受験を控えた帰国子女のお子さんがスムーズに大学入試を受けるにはどうすればいいのか、入試情報や大学における帰国子女枠についてご説明していきます。

帰国子女枠の入試情報・準備

帰国子女の大学入学は、試験が冬季に限定されているわけでもなく、どこかしらの大学でいつも行われています。また一般の受験とは区別されているので、一般受験者と同じ勉強をする必要はありません。大学によって見られるポイントが異なるので、事前に調べてから必要な情報を持って入試に臨みましょう。

また英語力や日本語の読解力も必要になります。あらかじめ準備をしておくといいでしょう。

帰国子女枠の受験資格

帰国子女枠での入試は大学によってさまざまですが、大学側は英語力と同時に大学で学ぶに値する学力を持っているかを見ています。英語力ではSAT Reasoningをはじめとする統一テストの提出が必要なほか、学力では小論文や面接などで査定されます。文系か理系かによって多少の違いがあることにも留意しておきましょう。

英語力を判断するSATは、日ごろ英語に慣れ親しんだ外国の方でさえ長期間の勉強を必要とするテストなので、最低でも1年半はテスト対策をしておきましょう。

また小論文はもちろん日本語なので、日本語の読解力を養っておくといいでしょう。

帰国子女が抱える不安

日本へとやってくる帰国子女の中には一般の学校になじめるか不安に感じている人も少なくありません。自身の日本語能力や学校での学習内容、友人ができるかなど、見知らぬ人に囲まれながら新しい生活を始めるにあたって不安を抱えているのです。

大学入学への勉強も大切ですが、こういったメンタル面の不安を和らげ万全の状態で試験に臨む環境を整えるのも必要なのです。

参考
帰国子女大学入試の説明 | ena国際部
帰国子女の学校適応支援の現状と課題-帰国子女と教師の調査を通して-|秋田大学

帰国子女枠がある大学の偏差値ランキング

数ある中から帰国子女を受け入れている一部の大学をランキング形式でご紹介します。ご自身が大学を受ける際の参考にしてみてください。

関東で帰国子女枠受験ができる大学(偏差値・難易度順)

大学名

区分

偏差値

東京大学

国立

75.7

一橋大学

国立

71.5

東京外国語大学

国立

70.5

慶應義塾大学

私立

70.2

早稲田大学

私立

69.3

国際基督教大学(ICU)

私立

68

上智大学

私立

66.3

筑波大学

国立

64.5

立教大学

私立

64.5

明治大学

私立

63.9

中央大学

私立

63

東京理科大学

私立

62.8

青山学院大学

私立

62.6

横浜国立大学

国立

62.6

お茶の水女子大学

国立

62.5

学習院大学

私立

60.6

法政大学

私立

60.2

津田塾大学

私立

56.0

東洋大学

私立

55.0

日本大学

私立

54.4

関西で帰国子女枠受験ができる大学(偏差値・難易度順)

大学名

区分

偏差値

京都大学

国立

74

大阪大学

国立

68.2

同志社大学

私立

64.5

立命館大学

私立

60.3

関西学院大学

私立

60.2

関西大学

私立

58.9

それ以外の地域で帰国子女枠受験ができる大学(偏差値・難易度順)

大学名

区分

偏差値

東北大学

国立

66.0

九州大学

国立

66.0

北海道大学

国立

65.4

国際教養大学

公立

65.0

南山大学

私立

59.4

立命館アジア太平洋大学(APU)

私立

54.0

参考
最新!大学・短大 偏差値情報 2018
帰国子女大学受験の大学・入試対策情報|海外子女向けオンライン家庭教師のEDUBAL

帰国子女枠で大学受験をするメリット

帰国子女枠で大学受験をするメリット
帰国子女枠は一般の受験と異なることは上でご説明した通りですが、いくつかいい面がありますのでご紹介してきます。

日本の学校と海外の学校の違いを感じられる

それまで生活していた土地を離れ、異なる文化の中に身を置くことでさまざまな違いが見えてきます。生活様式や物の考え方、哲学などその国で何が大事にされているのかを知ることで、多面的な物事の見方ができるようになります。

それはまた自分だけでなく、日本を出たことが無い人にとっても新しい視点が加わるきっかけにもなります。

外国語の授業で有利

帰国子女としてもともと外国語を学んでいるので、日本に戻ってきたときには英語力の面で抜きん出た力を発揮することができます。また大学には多くの留学生がいるほか、外国人の教師がいることもあります。大学というコミュニティ内で多くの人たちとコミュニケーションを取れるのは帰国子女にとっては有利でもあります。

個性を発揮しやすい

人との協調性を重んじる日本とは対照的に、物事をはっきりと伝える環境で育った帰国子女は、相手に遠慮することなく個性を出すことができます。

また全体を引っ張る姿からコミュニティ内でリーダーを任されることも多いようです。

帰国子女枠で大学受験をするデメリット

帰国子女が日本の大学を受験する場合、最大のデメリットといえるのは試験方法の多様性にあります。試験方法は大きく分けて3タイプに分けられますが、大学ごとに異なるので事前にどの試験が課されるのか調べて置くことが必要です。以下に3つの試験方法を簡単にご説明します。

①提出資料重視型

出願時に提出する書類で合否を決定。大学の統一テストを課す場合もありますが、海外の学校での成績やSAT・IB等各国の教育制度に基づく試験の得点、TOEICやTOEFLなどの語学運用能力試験の得点を重視して判定されます。

②試験重視型

出願時に書類の提出を求められるが、大学の統一テストの結果を重視して合否を決定する。試験では学科試験以外にも小論文、面接を組み合わせる場合も少なくありません。この選抜方法を取る大学でも、出願時の書類は参考書類として見られます。

③提出資料・試験重視型

出願時の提出書類と大学のテスト結果の2つから合否を決定します。統一試験の点数が低い場合、書類選考の段階で不合格にされることもありますが、統一試験の点数が高い場合は、その他の試験の重要度が下がる傾向にあります。実際の試験では学科試験・小論文・面接が多いようです。

上でもご説明しましたが、私立の難関大学である早稲田や慶応では、統一テストであるSATやTOEFLの成績が低ければ合格の可能性が一気に下がります。受験前に慌てて勉強しても難しいので、高校生活でどれだけ勉強してきたかが物を言います。

またその他の学校でも入試当日の小論文対策にも時間を要します。逆に言えば、あらかじめ受験する大学が決まっていれば、その大学の試験に受けて地力をつけていけるとも言えます。

参考
帰国子女枠大学受験の基礎|海外子女向けオンライン家庭教師のEDUBAL

日本語での授業に苦労する可能性がある

長年海外に住んでいたために日本語の授業では理解スピードに周りとの違いが生まれてくることもあります。たとえ入試用に日本語の勉強をしていたとしても生の言葉だとペースなどがあるので、日本語でコミュニケーションをとる練習をして置くとよいでしょう。

限られた学校しか受験できない

残念ながらすべての大学が帰国子女枠を設けているわけではありません。さらには帰国子女枠があっても大学ごとに募集数が異なるので倍率が高くなることもあります。

受験日が前倒しされる

帰国子女の大学入試は冬季に限定されたものではありません。大学によって実施時期がことなるので、志望大学ではいつが試験日なのか知って置くことが受験勉強の最初のステップです。
ここをしっかり押さえておかないと、準備に間に合わなかったりすることがあるので要注意です。

まとめ

これまでの海外生活と異なる日本での生活ですが、大学受験のために必要なことはきちんと押さえておきましょう。同じ境遇の人はそれほど多いわけではありませんが、分からないことがあれば大学に直接連絡をしてみるのもいいです。

社会人になる前の登竜門が大学である場合がほとんどです。
後悔のない選択をしてもらえれば幸いです。

この記事をかいた人

cocoiro編集部

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