親が意識したい家庭学習のポイント
それでは次に、子供が家庭学習をする上で親が意識したいポイントについて紹介します。特に子供が小さい小学生の場合は、勉強する姿を見守り、「よくできたね!」「がんばったね!」といった褒め言葉をかけて、子供の意欲を引き出すことが大切です。家庭学習を定着させるためには、親子のコミュニケーションが重要なポイントとなります。
まずは予習復習から始める
子供が小さいうちや、学校の授業内容を子供にしっかりと定着させたい場合は、まず学校で習った学習内容の予習復習を家庭で行うようにしましょう。予習復習の習慣を身につけることで、基礎の理解につながり、子供の学習意欲を高めることにつながります。また、「何を勉強したら良いか分からない」という場合も、予習復習を行うことで、学習に取り組む姿勢を継続させることができます。
机に向かうことを習慣化させてみる
子供の家庭学習の時間は、前述した通り、学年×10分程度が目安と言われています。小学校1年生の場合は、学習時間が10分ということになりますが、なかなか集中できなかったり、机に座ることに慣れない子供もいるかもしれません。家庭学習に慣れないうちは、授業を意識した習慣づけにもなりますので、なるべく長い間机に座れるように、机に向かう習慣づけを意識してみましょう。
勉強の話題を振ってみる
子供は褒めてもらうことで学習意欲を感じます。特に小学校低学年の場合は、「褒めてもらうために勉強をしたい」と感じる子供の方が多いかもしれません。子供の家庭学習の時間はなるべく親もそばで見守るようにし、家庭学習の時間以外でも学校の授業の内容について聞いてみたり、好きな教科や苦手な教科の話をしてみたりと、積極的に勉強の話題を振ってみましょう。
もしも子供に苦手科目がある場合、親も子供と会話をすることで理解することができ、早いうちから苦手科目の対策に取り組むことができます。勉強について気軽に話し合いができる環境作りも、子供が小さいうちから積極的に持つ必要があると言えます。
学習時間は親も一緒に勉強する気持ちを持つ
子供が家庭学習をしている時間は、親も横で一緒に考えてみたりと、子供と一緒に勉強する気持ちを持つようにしましょう。子供が「自分は1人で勉強をしている訳ではない」と感じることで、勉強することへの関心や意欲を継続することができるかもしれません。
子供の家庭学習の習慣化は親の協力が欠かせない
子供が家庭学習を行うメリットは、学力の向上だけでなく、子供の自立心を育て、自発的な思考を養うことにつながります。子供と積極的にコミュニケーションを取り、子供が自然に家庭学習をするようになる環境作りを心掛けていきましょう。
参考
家庭学習の手引き|境港市教育委員会 学習習慣定着部会
家庭学習のすすめ|新宿区
公立中に進む前に 高学年 家庭学習のポイント|6月年齢別【小学校高学年ママ・パパ】 | 日経DUAL
家庭学習の効果|千葉県