【親子関係】悪い・うまくいかないと感じたら、どう修復すればよい? - cocoiro(ココイロ)

忙しくてなかなか子供のことを構ってあげられていない。もしかしたら親子関係が悪いかもしれない。そんな悩みを持った方はいませんか。親子だからといって何もしないでいては関係を作ることは難しいです。親子だからこそしっかりと子供と向き合いましょう。今回は子供との関係を良好にするための手立てをご紹介します。

親子関係がうまくいかない原因は、親にあり?!

親を大人として認識し、自分自身の生き方を模索するようになる思春期の子供たち。まず気をつけたいのは、親子関係がうまくいかない原因を子供のせいにしないこと。親自らの振る舞いや発言が、関係を悪くしている可能性もあるのです。以下にあるような3パターンのNGな接し方をしていないか、いま一度子供への対応を振り返ってみませんか。

【NGな親子関係1】子供の気持ちを無視する

会話の少ない親子関係でつい無意識でしてしまいがちなNG行動に、子供の言い分を聞かずに頭ごなしに叱るというのがあります。「そうは言っても、子供が話してくれないから」と思うかもしれませんが、何か問題が起きたら、まずは話し合うことが大事です。事情も把握せず、大人の理屈で無理に説得を試みても徒労に終わるだけです。子供の気持ちを受け取ることもしないで親の言うことだけ聞かせようとしても、うまくいくはずがありません。

また話が通じないからといってつい手を上げたり、力任せに子供をコントロールしようとするのは逆効果です。親から言いたいことの真意が子供に伝わりにくく、お互いの心に傷を残すだけになります。

【NGな親子関係2】できない子と決めつける

学校の成績が下がりっぱなし、生活態度が乱れているなど、好ましくない子供の現状に「このままではダメだ…」と嘆くこともあるかもしれません。しかしその気持ちを、そのまま言葉や態度に出すのはNGです。

子供にとっては、信頼関係が築くことができるはずの親から「ダメな子」「できない子」というレッテルを貼られることほど辛いものはありません。子供自身も、本心はその現状をいいとは思っていない、何とかしたいと思っています。しかしそこで追い討ちをかけるように親から責められたりすると、自分を卑下するようになってしまいます。できるかどうかは子供自身に判断させ、本人の可能性をつぶすような親子関係だけは避けたいものです。

【NGな親子関係3】コロコロと言うことを変える

昨日は良かったのに今日はダメなど、その日の気分で言うことを変えるのはやめましょう。親の発言に一貫性がないのは、子供に不信感を抱かせる原因ともなります。これでは良好な親子関係など望めないのは明らか。また、父親と母親両サイドの意見が噛み合わず、子供を混乱させてしまうような事態にならないためにも、子供の教育方針については日ごろから夫婦間で話し合っておきましょう。敏感なこの時期の子供は大人の矛盾点にすぐに気がつき、反抗心を高めて親の言うことをさらに聞かなくなってしまうかもしれません。