赤ちゃんの能力を引き出す「寄り添う」新生児教育 - cocoiro(ココイロ)

赤ちゃんの能力を引き出す「寄り添う」新生児教育

近年、生まれたばかりの赤ちゃんに教育を施す新生児教育が盛んです。新生児教育の概要やそのメリットなどをご紹介します。

新生児教育とは

最近の研究によると、赤ちゃんはかつて思われていたよりはるかに多くのことを認識していることが明らかになってきました。新生児教育とは、赤ちゃんが潜在的に持っている力を伸ばし、将来の可能性を広げるために働きかける教育のことをさします。

新生児期の教育が子供の能力に違いを生む

米国カンザス大学の児童心理学者が、親の働きかけによる子供の成長の違いを調査したことがあります。42の家庭を対象に親子の会話を録音し、生後9ヶ月から3歳まで追跡調査をました。その結果、1時間あたり平均2153語の語りかけを耳にしていた子供は、平均616語しか耳にしていなかった子供に比べ、3歳時点での知能指数が高く、9歳と10歳のときにも学校の成績が良かったのです。

新生児教育と脳の関係とは?

この調査でも明らかなように、親の働きかけによる違いが、子供の能力に影響を及ぼすことは広く知られています。では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか。

赤ちゃんは無力に見えますが、脳は高度に発達していて、とてもフレキシブルです。例えば、赤ちゃんは言葉を話すことはできませんが、どの言語のどんな発音でも聞き分ける能力を持っています。ところが、成長して言語能力を身につけていくにつれ、母国語にない発音は聞こえなくなります。脳は限られた能力を効率よく使うため、使わない部分をそぎ落としていくのです。

したがって、新生児のうちから多様なものに触れていれば、赤ちゃんの脳は幅広く活性化されます。赤ちゃんがいろいろなものに関心を持つきっかけを作り、興味を持ったものに夢中になれる環境を作ってあげることで、子供の可能性を広げることができます。