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家庭で実践!子供の家庭教育ファーストステップ

「意欲的な子に育ってほしい」「勉強することが好きになってほしい」など、子供に願うことはさまざまですが、実際に何をしてあげられるのだろうか? と思うと、分からず止まってしまう人もいることでしょう。まず、どんな家庭でも実践することができる、子供の教育について考えます。

家庭でできる“子供の教育”とは?

家庭での「教育」は必要?

年長児に「生活習慣」「がんばる力」「言葉」の3つの力が身についている子ほど、小1で自ら進んで学ぶ力を持っている、という調査結果があります。

こういった情報を見ると、我が子にも何か教育を始めないと! という気持ちになるかもしれません。文部科学省のホームページでは、家庭での教育について次のようにまとめています。

家庭教育は、すべての教育の出発点。
家族のふれ合いを通して、子供が、基本的な生活習慣や生活能力、人に対する信頼感、豊かな情操、他人に対する思いやり、基本的倫理観、自尊心や自立心、社会的なマナーなどを身につけていく上で重要な役割を果たしています。

(引用元:家庭教育ってなんだろう?|子供たちの未来をはぐくむ家庭教育

教育という言葉にすると、読み書き、そろばんなどの習い事をイメージする人もいるかもしれませんが、人としての生きる力をはくぐむことを「家庭での教育」ととらえているのです。

確かに塾や習い事に行ったとしても、その時間は生活の中のほんの一部。未就学児であれば特に、家庭の中で家族と過ごす時間・家族から得られるものが圧倒的に多いと言えます。このことからも、家庭で過ごす日常の中で子供の教育を意識することの大切さが分かります。

また、教育機関が実施する教育は、集団に向けたカリキュラムにのっとったもの。子供が「なぜ?」に一緒に向き合い知的好奇心を満たしてあげることや、子供が「やってみたい」と思うことを子供のペースに合わせてサポートをしてあげることなど、家庭でしかできない部分も大きいと言えます。

そしてそのような親と子供との関わり方は、就学後の子供の学習態度にも影響を及ぼすという調査結果もあります。このことからも、家庭での教育を実践することは必要であると言えます。

参考
幼児期から小学 1 年生の家庭教育調査・縦断調査|ベネッセホールディングス

家庭で実践したい「教育」の第一歩は“生活習慣”

それでは実際には、どのようなことを家庭教育として実践できるのでしょうか。

子供のすこやかな成長のため、文部科学省が主導して「早寝早起き朝ごはん」という運動が実施されています。これは早寝早起きをすることと朝ごはんをしっかりと食べること、という2つの点が、子供の学力の差に影響を及ぼす要素となっているという調査結果によるものです。教育委員会の実施する調査で「睡眠と学力」「朝ごはんと学力」の相関性が確認されているのです。

今日からできる家庭教育の第一歩、それは子供の生活習慣を整えてあげることです。早寝早起きができていること、ごはんを3食、特に朝ごはんを食べていること。この2つは、家庭で実践する「教育」のファーストステップであると言えます。