親にとって子供の習い事は頭を悩ませる問題の1つです。スポーツ系の習い事や楽器系の習い事はとても人気がありますが、時間的な制約や子供の負担、予算などを考えると、多くの習い事をさせるのは不可能です。子供にとっても楽しみながらできる習い事は長続きするもの……何歳からどんな習い事をするのかは、親の選択にかかっているのです。
今回は、楽器系の習い事についてメリットや注意点、注意したいポイントをピックアップしてご紹介します。子供の習い事で悩んでいるときにぜひ参考にしてください。
もくじ
子供の習い事はスポーツ系と楽器系が人気
平成20年に文部科学省が発表した「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」によると、小学生で最も多い習い事は水泳で、低学年では41.1%と高い人気を誇っています。次に多い習い事はピアノで30.0%、続いて習字・サッカーという結果が報告されています。小学校低学年では、学習塾に通っている子供の割合が少ないことから、比較的習い事を始めるケースが多く、中にはいくつかの習い事に並行して通っている子供もいます。特に女子は近年スポーツ系の習い事をしている割合が増加している傾向があり、なでしこJAPANなどの活躍が影響していると考えられます。
楽器系の習い事は、聴覚の発達が幼少期にほぼ完成することが良く知られていることから、比較的小さい時期から習わせることが多いようです。
子供に人気の楽器の習い事・メリットと注意点
楽器の習い事にはたくさんの種類があります。どのような楽器を習わせるのがいいのか、親としては悩むところです。ここでは楽器の習い事の中で、人気の高い習い事をピックアップして、ご紹介します。
ピアノ
ピアノは楽器の習い事としては非常に人気の高いものです。幼稚園などで教えてくれるケースなどもあるため、子供にとってもなじみのある楽器と言えるでしょう。
メリット
ピアノのメリットは、他の楽器と比べて人間性知能を高める効果が大きいと言われています。人間性知能とはHQとも呼ばれ、「目的・夢に向かって、社会の中で協調的に生きるための脳力」のことです。両手の指を使って楽譜を見ながら、間違えないように演奏するといった一連の動作が、子供にとって非常に有益であると考えられています。
注意点
ピアノのレッスンでは家での練習が必須となります。家にピアノを設置することができればいいのですが、大きさや重さがあるものなので、住宅事情によっては置けないケースもあります。練習のためにピアノや電子ピアノなどを購入しなければいけないという負担も考えておく必要があります。