大学生のお小遣い・気をつけたいこと
大学生にお小遣いをあげる場合は、子供とよく話し合い、家計の状況や相場を知ってもらうことも大切です。その上で、気を付けたいことを3つピックアップします。
親子でルールを決める
お小遣いをあげるときは、必ず各家庭でルールを決めましょう。
- 月々の金額
- 親と子供それぞれが何の費用を負担するのか
- お小遣いをあげるタイミング
- アルバイトの有無
などをきちんと話し合うことで、ルールにそってお小遣いをあげることが大切です。学費や交通費・教科書代などは親が出す、携帯代や外食代・レジャーの費用などは子供が負担するなど、支出面での分担をハッキリさせておいてください。
アルバイトに関しては、どんな職種でどの程度出勤するのかを親として知っておく必要があります。アルバイト優先になってしまい、学業がおろそかになるのは言語道断です。無理のないスケジュールで計画できているかを子供に確認してください。
収支を把握させる
子供に小遣いをあげるときに、ぜひおすすめしたいのが、収支を把握させるということです。
- 現在の1ヶ月の収入
- 自分が負担する費用の1ヶ月の支出
- これから予定される大きな支出項目
この3点については、子供自身がきちんと把握しておくべきです。親は子供から収支の報告もきちんと受けるようにしてください。
近年問題視されているのが、奨学金の使い方です。奨学金をもらってもほかのことに使ってしまい、いざ学費の支払いというときに払えないという事態も起きているのです。このようなことを防ぐためにも、収支の把握を行い、足りない場合は無理をせず、親に相談させるようにしましょう。
子供に管理させる
お小遣いだけではなく、収支については基本的に子供に管理をさせましょう。理由は、金銭感覚を身につけるためです。
生活をしていく上でどの程度のお金が最低限必要なのかは、大学生にもなれば知っておきたいもの。1人暮らしや寮生活をする子供と比べて、自宅生の場合はお金に疎くなりがちです。
家計簿やお小遣い帳のような記録を子供につけさせ、管理する方法を教えてあげましょう。慣れないうちは面倒に感じますが、記録を残しておくことで管理が格段に楽になります。ただし、過干渉は禁物。あくまでも子供に管理をさせるように、親は見守るだけでいいのです。
まとめ・大学生のお小遣い事情は多種多様
大学生のお小遣い事情は通学形態・私立と国公立・学部・各家庭の状況など、さまざまな要素があるため、一概にこれということは難しいです。大学生のお小遣いは「みんながこうしている」ではなく、子供や各家庭の状況に合わせてどのようにするのかを一緒に話し合ってください。
親としては過度に干渉をしないことと、決めたルールはきっちりと守ることがポイントです。お小遣いをあげるかあげないかは各家庭の判断次第です。親も子供も無理をせずに続けることのできるルールを決めて、楽しい大学生活を送れるよう、サポートしてあげたいものです。
参考
大学生の小遣い、40年ぶり低水準 月1万4千円|日本経済新聞
第53回学生生活実態調査の概要報告|全国大学生活協同組合連合会
大学生のおこづかい、あげる?あげない?|Benesse
大学生のお小遣いの平均が月8万円って本当なの?調べてみた|カレッジナビ