大学生のお小遣いの平均は?相場の金額や状況別の現状とは - cocoiro(ココイロ) - Page 2

自宅大学生のお小遣い

自宅から大学に通う学生のお小遣いは、どんな傾向にあるのでしょうか? ここでは全国大学生活協同組合連合会の調査をもとに、現状を見てみたいと思います。

最も多い支出は食費

大学生になるとお弁当を持っていくことは減り、飲み会やランチなどどうしても外食の機会が多くなります。そのため、約6万円の収入のうち、食費として1万2,580円の支出があります。

収入の約20%が食費というのは、自宅生ならではの特徴といえるでしょう。親が学費の負担をしている以上、学費以外の部分でかかる費用については、子供自身が負担していることが多いです。食費はその最たるもの、遊興費と捉えている学生が少なくないことを表しています。

アルバイトの就労率は1年生や理系で増加傾向

自宅生のアルバイト就労率は78.2%と高い水準を示しています。今までは就労率が低いとされていた大学1年生や、理系の学生は増加傾向が見られます。

アルバイト代の使い道は、旅行やレジャーなどが28.9%、サークル費用22.5%など、学業とは別の費用に充てていることが分かります。生活するためではなく、自分の自由になるお金を得るためにアルバイトをしていると言えるでしょう。

貯蓄の意識が高まっている

収入に対する貯蓄の金額は年々増加しており、6年前の調査から毎年増加しています。貯金の理由としては旅行などのレジャーが33.5%、将来への蓄えが32.1%となっています。先行きの見えない不安定さや、お小遣いの金額の少なさが影響し、貯蓄に対する意識が高まっています。