子供のパソコンはいつからがベスト?子供用パソコンの選び方とは - cocoiro(ココイロ) - Page 2

子供がパソコンを持つデメリット

それでは次に、子供がパソコンを持つデメリットについて紹介します。

ネガティブな情報が目に触れる

パソコンのデメリットと聞いて真っ先に浮かぶのが、近年問題になっている掲示板による悪質な書き込みや、ゴシップサイトなどのネガティブな情報にアクセスしてしまうことではないでしょうか。特に出会い系サイトや自殺サイトなどは、ニュースでも取り上げられるなど、社会問題になっています。

子供に悪影響を与えるようなサイトにアクセスしないよう、親はパソコンの使用ルールを徹底する教育法を実践する必要があります。

トラブルに巻き込まれる可能性がある

パソコンを持つことでインターネットを利用できるため、高価な買い物をしたり、アプリの有料サービスを利用するなどして「知らないうちに高額な請求がきてしまった」というケースも起こるかもしれません。インターネットを利用する年齢に子供がなったときは、金銭トラブルなどに巻き込まれないよう、使用条件を改めて設定するようにしましょう。

視力低下や睡眠トラブルの可能性も

テレビやゲーム、スマートフォンと同様に、パソコン画面を長時間見ることで視力低下につながります。パソコンは画面からブルーライトが放出されており、過度にブルーライトを浴びることで体内時計の不調につながり、睡眠の質を低下させてしまったり、不眠の原因となってしまうこともあると言います。

睡眠不足は子供の成長においても良くないので、パソコンの使用時間は長くなりすぎないように注意する必要があります。

コミュニケーション不足

パソコンに熱中するあまり、家庭での会話が減ってしまったり、子供が人と直接会話をすることに関心がなくなり、その影響で相手を思いやるコミュニケーション能力が養えないといった悪影響を及ぼすことも考えられます。

チャットやメールなどで人とやりとりすることがメインになってしまうと、実際に人と会うことが億劫になってしまったり、「話すのは苦手」と対人関係に支障をきたすこともあるかもしれません。子供が人と会う機会を積極的に持てているかどうかなど、親が子の性格についてしっかりと理解しながら、パソコンの使用について考えていく必要があります。

依存してしまう

パソコンなどの電子機器には、ついつい動画をいつまでも見てしまったり、時間が許す限りゲームをしてしまったりと、依存性があることで知られています。特に子供が興味のあるゲームがある場合は、1度パソコンを使ってしまえば味をしめてしまい、何度でも繰り返し遊びたくなってしまいます。

いつからパソコンを持たせる?年齢別・子供のパソコン活用法

いつからパソコンを持たせる?年齢別・子供のパソコン活用法
パソコンを子供に持たせる年齢とその活用法について紹介します。小学校低学年と高学年では学習能力における大きな違いもありますので、パソコンの活用方法もそれぞれ異なります。

小学校低学年はタイピングに慣れることから

子供が小学校に入学してすぐにパソコンを購入する場合は、まずはキーボードやマウスの扱いに慣れることや、文字を入力することにフォーカスしてみましょう。パソコンは「ローマ字入力」や「かな漢字変換」が主流ですが、小学校4年生でもローマ字や漢字を理解できないことは多いです。

小学校低学年におけるパソコンの使用目的は「パソコンに慣れる」ということを念頭にパソコンの購入を検討してみましょう。

小学校中学年~高学年はパソコンを使って勉強も

子供が小学校高学年になると、文字入力なども小学校低学年に比べるとスムーズに覚えることができるかもしれません。最初はパソコンの文字入力に慣れさせ、次に検索機能などを使って自分の興味のあることを調べてみるなど、パソコンを有効的に使用することができます。

検索機能を使える年齢の子供の場合は、親の目の届く範囲でパソコンを使わせることや、子供に悪影響を及ぼすサイトへのアクセスを禁止するソフト「フィルタリングソフト」などの導入もこの時期に検討するのが良いでしょう。

宿題などもパソコンを使って調べたりすることができるようになったり、知育ソフトなどで家庭学習をするのもこの時期における大きなメリットと言えます。パソコンを使って子供に学習させたいと考えている方は、学習目的のパソコン購入を検討してみましょう。

未就学児はパソコンに触れることで好奇心が広がる

文字を理解することができない未就学児でも、パソコンに触れさせることで子供の想像力を刺激することができます。例えば、未就学児用のパソコンソフトを使ってお絵描きをさせたり、動画で子供の好きそうな映像を見せたりといったこともできます。

パソコンを持っていれば、親はすぐに調べることができるため、「なぜ?」の疑問に対しての会話も膨らませることができるでしょう。子供の興味を広げる意味でも、幼児期にパソコンに触れさせる親も増えているようです。