【決断力】子供に求められる決断力とは?内容と決断力の3つの鍛え方 ( 2 )

「決断力」を発揮する子供の特徴は? 3つご紹介

「決断力」を発揮することができる子供の行動には、どのような特徴があるのでしょうか。今回は子供が「決断力」を発揮する具体的な場面を3つご紹介します。

(1)習い事を自分から始めたいと言う

例えば自分から「ピアノを習いたい」と主張ができる子供は、「ピアノを習うことが自分にとって必要だ」と判断し、親に相談することを決断しています。

習い事を実際に習うのは、もちろん子供自身です。親へ相談した上で実際に習い始めるかどうかも、子供が自分で決断することが必要です。

(2)進学先・進路を自分で決める

子供が「決断力」を発揮する場面の1つに、進学先や進路を自分で決める場面が挙げられます。子供にとって、学校は日常の多くの時間を過ごす場所です。進路選択は自分の人生の一部を自分自身で選択・決断することになるのです。

人生の一部を決断することは、幼い子供にとって容易なことではありません。自分で進路を決断できる子供は、決断力を発揮していると言えるでしょう。

(3)自分を持って人と接する

「決断力」を発揮できる子供の特徴の1つに、自分を持って人と接することができるという点が挙げられます。幼い子供であっても自我は芽生えています。自分の意志を自覚した上で相手に接することができる子供は、何かを決断する際にも自己責任を持って決断できるでしょう。

特に幼児が「決断力」を発揮するタイミングの例として、教育研究家で家庭教師集団「名門指導会」代表の西村則康さんは、子供が友達におもちゃを貸してと言われたときにどうするかを例に挙げています。

たとえば、おともだちに「おもちゃをかして」と言われた場合にどうするか。貸さずにそのまま遊び続ける、という選択肢ももちろんあります。一方で、言われたとおりに貸してあげるという選択肢もありますね。

(引用元:「決められない子」にしないために。これからの時代に必要な判断力とは|KIDSNA

おもちゃを必ず貸せばいいというわけではありません。大人に貸してあげるよう言われたから貸す、というわけではなく、自分でどうするかを決断していることが大切になるでしょう。

「決断力」が子供に身についていない原因は?

「決断力」は、子供によって定着度に差があります。子供に「決断力」が身についていない場合、どのような原因があるのでしょうか? その原因を2つご紹介します。

(1)親が何でも決めてしまっている

西村さんは子供に「決断力」が身についていない原因について、以下のように記述しています。

「決められない」原因のひとつは、お子さん自身が決めるという機会がないことです。親が決めた結果を「実行」するだけだと、自分で決める、判断する力は育ちません。

(引用元:「決められない子」にしないために。これからの時代に必要な判断力とは|KIDSNA

日常的にも、子供が何かを決断する機会はさまざまあります。例えばお昼ご飯に何を食べるか、どの洋服を着るかなど、毎日たくさんの小さな決断が行われています。

その多くを親が決めてしまっていてはどうでしょうか。たとえ些細なことであっても、子供が決断する機会を減らしてしまっている可能性があるでしょう。

(2)ルールが多く、物事を考える機会が少ない

現代の子供を取り巻く環境も、子供の「決断力」の向上を阻む原因として挙げられます。人材育成研究家の永谷研一さんは現代の子供の置かれている環境について、以下のように述べています。

どうしても大人が生徒たちの安全などを先回りして考えて、「押し付けるルール」が多いのが学校。これでは「自分の頭で考える」ことをしなくなってしまいます。自己肯定感を高め、自信を育むには、「自分たちで決める」というプロセスが重要なのです。

(引用元:子どもに「自分はダメ」と思わせる親の言葉|東洋経済ONLINE

学校や地域社会では、多くのルールが設けられています。安全な生活を守るために設置されているルールであっても、ただ守らされているだけでは「どうしてこのルールが必要なのか」を自分の頭で考える機会が少なくなってしまいます。

また、どんなルールを作るべきかを自分たちで考える機会も同様に少なくなってしまいます。状況の改善のためにどんなことが必要なのかを判断し、決断する力を発揮できる機会があまり多くないのです。