断る力とは? 相手を不快にさせずに断るためには? ( 2 )

断る力を身につけておくべきメリット

評論家・勝間和代の著書『断る力』(文藝春秋)をはじめ、 岸見一郎と古賀史健の共著『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)といった数多くの書籍がありますが、断る力を身につけておくことでどんなメリットが得られるのでしょうか?

自分のために時間を使えるようになる

学校の宿題、サッカーの練習、塾での勉強、ゲームなど、自分の時間をより有意義に使えるようになります。これは、大人の場合も同様で、本当はやりたくない人からの頼み事に割いていた時間を自分の趣味や旅行、映画鑑賞、睡眠に使えることで、充実した生活を送れるようになるのです。

自分で考えて判断できるようになる

やりたくないこと、引き受けたくない頼み事を断るとき、「どうすれば相手に不快感を与えずに断れるだとうか?」ということを必ず考えなければなりません。そのため、相手の立場に立った思いやりの心が自然と育っていきます。

また、「今日は野球チームの練習がある」「学校の後は母親と出かける予定がある」といったスケジュールを先読みしながら、自分の頭で考えて判断・行動できるようになっていきます。

自分のスケジュール通りに物事を進められる

「イエス」「ノー」を主張できるようになれば、自分の思い描いたとおりに物事を進めていくことができます。人からの頼みごとの大半は、「緊急度は低いものの優先度の高い仕事」であることが多いです。自分の作業を一旦中止して相手の業務を優先しなければなりません。

人からの頼みを何でも引き受けていては、自分のやるべきことが後回しになって、「期日に間に合わない」「やることがたまっていく」「睡眠不足になる」といった悪循環に陥ってしまいます。

心に余裕を持てるようになる

自分の意思をきちんと主張することで、不要な業務に追われることもなくなり、自然と心にゆとりが生まれます。心に余裕のない状態だと、イライラして人に八つ当たりしてしまったり、目の前のことに集中できなかったり、心と体に不調を感じてしまうものです。

相手に不快感を与えずに断るにはどうしたら良い?

相手に不快感を与えずに断るにはどうしたらいい?
では、人に不快感を与えずに相手からの誘いをきっぱり断るためにはどうすれば良いのでしょうか?以下の点を踏まえて、子供にうまく断ることができる方法を伝えていきましょう。

必要のない相手に嫌われることに慣れる

利害関係のない相手からは、「嫌われたって別に構わない」といった気構えでいることが大切です。

断ってもデメリットは少ないということを理解する

相手の誘いや依頼を断ったところで、損をすることは少ないものです。「遊びの誘いを断る=宿題を早く終わらせられる」というように、メリットが多いことも理解しておきましょう。

対等な人間関係を築く

なんでも引き受けてしまうイエスマンでいると、いつの間にか「上下関係」ができてしまい、人の言いなりになって、対等な人間関係を築けなくなってしまいます。きっぱり断ることで、対等な関係を築けます。