自分の気持ちや考えをはっきり言えるようになってほしい。相手や世間のいいなりでなく、自分で考え判断できるような子になってほしい。
自分の子供にそんなふうになってほしいと願う親御さんは多くいるでしょう。2020年度の大学入試改革においては、習得した知識や技能に基づいて自らの力で論理的に考えをまとめ、それを相手が理解できるように伝える、という論理思考力や発信力が必要になります。
発信力を養うために、親御さんができることはどんなことでしょうか? 引っ込み思案の子供にしないためにはどうしたらいいのでしょうか?
この記事では、発信力の重要性やメリット、そして発信力の育て方についてご紹介していきます。
もくじ
これからの時代にますます重要になる発信力
発信力とは、自分の気持ちや意見を相手に伝える能力
発信力とは、「自分の気持ちや意見を、相手や周囲に分かりやすく伝えられる能力」です。
しかし、言いっぱなしではなく、相手にきちんと伝わらなければ意味がありません。つまり、一方通行で自分本位で発信するのではなく、発信を受け取った相手に理解してもらえるように伝えることが大事です。
そもそも、どんな内容を発信するかも重要です。相手に伝わり理解はされたとしても、誤ったことや伝える価値がないようなことを熱心に発信しても、いい意味での効果は少ないでしょう。
発信力がある子供にはいいことがたくさん
子供が発信力を身につけると、たくさんのメリットがあります。
- 自信を持って主体的に行動できるようになる
- 自分の考えをまとめる過程で、論理思考力や創造性が養われる
- 自分の考えを表現するための多彩なやり方を体得できる
- 相手の立場に立って、受け止め方を想定できるようになる
- 自ら発信することで、周囲に人や情報が集まってくる
- 学校のクラスなどの集団において、一目置かれるようになる
発信力を身につけることは、すなわちコミュニケーション能力を身につけることでもあります。さまざまな人とのコミュニケーションを通じて、知識が高まり、対人能力が向上し、さらに高度な発信力が身につく…という好循環が期待できるでしょう。