MOOCで学べる子供向けの授業とは
gacco
MOOCで受けることのできる授業にはどういったものがあるのか、細かく見ていきましょう。gaccoでは、実際に次のような講座を提供しています。(2018年11月時点)
- 「アクティブで深い学びのデザイン」（大阪教育大学大学院 木原 俊行／東京大学大学院 山内 祐平 ほか）
- 「解明:オーロラの謎」（東北大学 小原 隆博）
- 「統計学Ⅱ:推測統計の方法」（東京大学 ほか 竹村 彰通 ほか）
- 「レッツ・エンジョイ・昆虫学」（南九州大学 新谷 喜紀）
- 「アーキテクチャ・品質エンジニアリング」（早稲田大学 鄭 顕志 ほか）
こういった授業のほか、「統計学」「営業」「資産形成」「プログラミング」「ビッグデータ」「スポーツと栄養」など、さまざまなジャンルがあります。分野によっては子供が興味を持つ内容もありそうです。申し込み前に、開講回数や内容などの講座概要を動画や文面で確認できます。対面式の講義もあります。講義のほとんどは第4週までのカリキュラムになっています。
MOOEC
MOOECは、英語を学びたい人に向けたMOOCプラットフォームです。英語の初級者から上級者まで段階に合わせた講義を用意しており、気軽に受講できます。特徴的なのは、各1回の講義で授業を終えられる点です。なので、複数回に渡って行われる講義と異なり、コースにおけるモチベーション維持の必要があまりありません。リスニングやスピーキングを学びたい子供におすすめです。
Schoo
Webに関わる分野での講義を提供しているのがSchooです。Webスキルだけでなく、Photoshopなどのデザイン、マネジメント研修、リーダー研修といった将来の仕事に役立つ内容までカバーされています。特徴はリアルタイムでの無料配信で、もしも講義を見返したい場合には有料となります。Schooでは、実際に次のような講義を配信しています。（2018年11月時点）
- 「初心者が中級WEBデザイナーにレベルアップするためのHTML5/CSS3テクニック15選」
- 「絶対に挫折しないプログラミング超入門 -完全初心者のためのビジュアルプログラミング-」
- 「Pythonで学ぶ機械学習/ディープラーニング実践」
- 「やる気を引き出すコミュニケーションスキル『ペップトーク』」
- 「源頼朝・義経の兄弟ゲンカから学ぶ『ビジョン共有の大切さ』」
こちらは学習内容の一部であり、ほかにも多くの講義を開講しています。また、「WorkStyle」「Money」「Health」といったジャンルで、受講生同士のコミュニティサイトも構築しています。横のつながりがあることでモチベーションアップにもつながるかもしれません。子供がWeb関連に興味関心や学習意欲を持っているようであればおすすめです。
終わりに
MOOCのプラットフォーム、メリットやデメリット、具体的なMOOCサービスについてご紹介しました。「インターネット環境」という条件さえ満たせば、受講生がどんな状態であろうと、学習を受けることができるようになっています。
しかし、無料ゆえにモチベーション維持の難しさもあります。この点は今後の改善課題かもしれません。子供を取り巻く学習環境は、今後も多様な変化を遂げていくでしょう。もし、子供が学習に対して意欲的なのであれば、その機会をできるだけ提供してあげるのが親の役割ではないでしょうか。
参考
MOOCの現状と展望｜北海道大学 情報基盤センター
coursera｜coursera
オンライン講義のMOOCが大学に取って代わることができない理由｜TechCrunch
MOOC（ムーク）とは｜ボクシルマガジン
MOOCs（ムークス）とは–ネットで世界の有名大の授業を無料で受講できる学習環境｜Education Career
gacco｜gacco
Elementary English Course｜MOOEC
Schoo｜Schoo
