子供の優しい心を育むために親ができる3つのこと
子供に主体性を持たせる中で、優しい心を育むために親が子供に対してしてあげられることにはどんなことがあるでしょうか?
赤ちゃんのころから愛着感情を育てる
子供が赤ちゃんのころから、声をかけたり、笑顔を向けたり、ふれあう時間を多くすることで、家族との愛着関係を築くようにしましょう。
両親をはじめとする家族と深い関係を築くと、赤ちゃんは安心感を得ることができます。愛着感情の深い赤ちゃんは他人に信頼感を持ち、自分以外の人間を信頼することができます。この心が、相手に対して共感する心を育てるのです。相手に対して共感できるということは、相手に対して優しくできる第一歩となるでしょう。
親自身が自分自身にも優しくする
子供の優しい心を育てていくためには、親自身が自分や子供に対して優しく接することが大切です。
例えば、親自身が何か失敗してしまったときに、どのような心の持ちようでいることができるでしょうか? 「たまにはこんなこともある」「ここまでよく頑張ってきた」と自分を許して、自分自身に優しくしてみましょう。そうした親の姿を見て、子供も自分を許すことができるようになります。
また、自分自身を許せるということは、他人の失敗や欠点に対しても同じように寛容な心を持つことができるようになります。子供の優しい心を育むためには、まずは親が自分自身に優しくすることも1つの手です。
子供がやりたいことに共感してあげる
子供が主体的に動くということは、意思を持って「あれをやりたい」などと言ってくるかもしれません。そんなときに親は「まだ小さいんだから無理」とは言わずに、まずは子供がやりたいことに「共感」をしてあげてください。
「あれがやってみたいんだね」「どうすればできると思う?」「こんな風にしたら始めやすいんじゃないかな?」など、子供の気持ちを受け止めて、どうしたら可能になるかを一緒に考えてあげるようにしてください。
終わりに
子供の優しい心を育むのは、幼児期からの関わり方が重要な鍵を握っています。子供が主体性を発揮できるような環境作りを親はしていきましょう。
参考
幼稚園教育要領解説|文部科学省
エミール〈上〉|岩波文庫
子どもの「優しい心」を育てよう。実例に見る“気をつけたい親の言動”|hapimama
優しい心はどのように育つ?|すくコム NHKエデュケーショナル
思いやりのある優しい子供に育てるには?家庭で親ができること|MARCH
注意!親のグチ・悪口が子どもに与えるこわい影響|All About