規律性のある子に育つ!親の子育てスタイルとルールづくりのポイント - cocoiro(ココイロ) - Page 3

規律性を伸ばすルールづくりを

規律性を伸ばすルールづくりを
家庭は、子供に社会生活の基本を教える場です。まずは家の中で規律性のある行動ができる子になるようにしていきましょう。ルールを設定して、規律性のある振る舞いが自然にできるようにしていくのがおすすめです。

家で自然にできるようになると、学校でも電車でもお店でもきちんと振る舞える子供になります。できるようになってほしいことをルール化して、子供が小さいうちに規則性のある振る舞いが身につくようにしていきましょう。

ルールは子供と一緒につくる

子供に守らせたいルールは、子供と一緒に作るのがおすすめです。ルールを押しつけるだけでは、子供の自制心が育たないのでルールを守れないことが多くなりがちです。大切なのは、子供自身にルールの必要性を理解させること。ルールを守ることが自分自身のためになることを考えさせながら、一緒にルール作りをしていきましょう。良い行動をするためにはどんなルールが必要か、もし守れなかったらどうするか、具体的に決めておくと良いですね。

子供に身につけさせたいルール

子供の規律性を伸ばすためにどんなルールを作っていけば良いのか、具体的に4つ紹介していきます。子供が小さいうちに身につけられると、自然に規律性のある行動ができる子になっていくでしょう。

約束を守る

約束は守る、守れない約束はしないことをルールにしましょう。約束は相手がいて交わすもの。しかし、その前に自分自身に対してなされるものでもあります。子供が自分自身の言った約束をきちんと守れるように、無理のない約束であるかどうかを確認して、手助けしてあげましょう。

時間を守る

時間を守ることをルールにしましょう。時間にルーズなのは、一生ついてまわる欠点になってしまうからです。大人になってから時間が守れないと、人からの信用を失います。時間を守らないと人に嫌な思いをさせてしまうことを理解させ、時間を守ることで相手を大切にできる子にしていきましょう。早めに声をかけて準備を始めさせ、時間を守れるように働きかけましょう。

順番を守る

順番に並ぶ機会は意外と多いもの。きちんと順番を守ることをルールにしましょう。子供は目先のものに夢中になってしまい、つい先に出てしまったり、割り込みをしてしまったりするものです。「周りに目を向けてみて」と声をかけることで、きちんと並んでいる人がいることに気づかせてあげましょう。「電車に乗るときには降りる人が先」といった場面ごとのルールも折に触れて教えていきましょう。

「ごめんなさい」を言う

小さいうちにぜひ身につけてほしいのは、何か悪いことや人の迷惑になることをしてしまったときに、その場で「ごめんなさい」を言えるようにすることです。社会のルールや人との約束を守ることが「規律性」であり必要なことですが、ときには守れないことも出てくるでしょう。

ルールを守れなかったときにはどうしたら良いのかを教えることが大切です。つい言い訳をしたくなる場面ですが、言い訳せず、まずは「ごめんなさい」と謝ること。その後でその理由を伝えるという順序を教えましょう。

終わりに

子供たちが社会人になったときに求められる規律性。規律性は子供のうちから育んで、身につけて当たり前にできるようにすることが大切です。親が「民主型」の子育てを目指していくことと、子供と一緒にルールをつくることで、子供の規律性は高まっていきます。紹介したことをできそうなことから始めてみてはいかがでしょうか。

参考
社会人基礎力|経済産業省
親が〇〇だと、子供の「自制心」が育たない
【子育ての科学】子供を「叱る」のは意味がないって知ってた?
子どもを伸ばす毎日のルール―子どものうちに身につけたい100のこと
あいさつができる!後かたづけができる!辰巳渚著
「子供をダメにする」親の研究〜3000人の聞き取り調査で分かった!

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