規律性のある子に育つ!親の子育てスタイルとルールづくりのポイント - cocoiro(ココイロ) - Page 2

規律性を伸ばす子育てスタイル

子供の将来のために、ぜひ規律性を身につけさせたいものの、親としてどう子供に関わっていけば良いのか分からないという親は多いでしょう。ここでは、規律性を伸ばす子育てスタイルについてご紹介していきます。

子育てスタイルが子供の社会行動に大きく影響

保護者の子育てスタイルは子供の社会生活に大きく影響します。最新研究に基づいて書かれた「いまの科学で『絶対にいい!』と断言できる 最高の子育てベスト55」によると、親の子育てスタイルは大きく4つに分けられます。

  • 厳しくて、温かみがない。厳格なルールを持ち、説明なしに命令に従うことを子供に期待する「独裁・支配型」
  • 厳しくて温かい。関わりを持ち、反応が良く、子供に高い期待をする「民主型」
  • 温かいが厳しくない。子煩悩で親子の会話が多いが、甘やかす「消極・受け身型」
  • 厳しくも温かくもない。子供に最低限のものは与えるが、それ以外は関わらない「無関心」

「民主型」子育てを目指そう

子供の気質にもよりますが、規律性のある子に育てるためには、「民主型」の子育てを目指しましょう。子供の独立心と自己主張を意識的に育むために、罰するのではなく教えることでしつけをしていきます。もしもルールを守れなかったら、「ルールは○○だったよ。どうしたらいい?」と声をかけ、子供自身に考えさせることが基本です。もちろん、時間がかかり、労力も忍耐力も必要となります。しかし、難しそうだからと諦めるのではなく、「失敗してもまたやってみよう」というスタンスで臨んでみてください。

「民主型子育て」で規律性が伸びる

親としては少し難しそうな「民主型子育て」。しかし、ほかの子育てスタイルに比べて子供の規律性が伸びやすいとされています。「民主型子育て」で育てられた子は自立心が強く、社会的能力が高くなります。急に100%「民主型子育て」にすることは難しいですが、徐々に「民主型」を意識した子育てを始めるのはいかがでしょうか。子供の行動が変わっていくのを実感できるかもしれません。