ディベートに必要な力を今から育てよう
子供がまだ小さい、または子供がディベートできる場がない、という家庭もあるかもしれません。そんな家庭でもできる、子供のディベート力を育てる方法をいくつか紹介します。
子供の話を聞く
学校の話、友達や好きな本の話など、とにかく子供の話を聞いてあげましょう。ほかの人に自分のことについて話をすることは、要約する力や表現力をつける良い練習になります。
質問をする
「なぜなの?」「どうしてそう思ったの?」「ほかには?」など、子供が理由を考たり、違う状況や可能性を探したりできるような質問をどんどんしてあげましょう。
少し大きな子供には、賛成・反対で話すことができるようなトピックを投げかけてみてください。
例えば、「宿題は帰ってからすぐにした方が良い」など、賛否を問う質問をします。子供がどちらが良いか答えたら、その理由について聞いてあげましょう。子供の意見と反対の意見のメリットなどを伝えて、「どう思う?」と尋ねるなどして、子供が1つの意見だけに囚われず、いろいろな可能性を考えることができるような質問をしてみるのもおすすめです。
読書の習慣をつける
本を読むことは、ただ知識を得ることだけではありません。思考力や想像力、表現力などが身につきます。これらの力は、日々の小さな積み重ねによって定着する力です。毎日少しずつでも本を読む習慣をつけましょう。
まとめ
ディベートは批判し合うことではなく、お互いを尊重した上で自分の意見を論理的に伝える「言葉のスポーツ」です。
その中でも、ディベート甲子園は野球の甲子園に負けないほど熱い戦いを毎年繰り広げています。機会があればぜひ観戦してみて、子供の教育に取り入れてみてはいかがでしょうか。
参考
ディベート甲子園|NADE – 全国教室ディベート連盟
ディベート甲子園とは|NADE – 全国教室ディベート連盟
ディベートを学ぶ|NADE – 全国教室ディベート連盟
学習指導要領等(ポイント、本文、解説等)(平成20年3月・平成21年3月)|文部科学省
大学教授に聞く 学習能力の向上に役立つ「ディベート」とは?|ベネッセ教育情報サイト