小学校に入ると体育の授業がありますが、子供の中には「体育は苦手」と感じる子も少なくありません。子供が運動嫌いになる原因とは何なのでしょうか。当記事では、体育が苦手と感じる原因や、苦手な体育を好きになる方法や好きになるよう親ができる方法を紹介します。
小学生の体育の授業、何を学ぶの?
最初に、小学校の体育の授業では何について学ぶのでしょうか。それぞれ具体的に解説します。
体作り運動
小学校に入るとまず最初に行う体育の授業が「体作り運動」です。体作り運動では体をほぐす運動をしたり、体力を高めるような運動を行います。体全体を使って行うじゃんけんや、2人1組でボールや風船を落とさないように運ぶ運動など、体のさまざまな筋肉を使って行う運動が行われます。
運動遊び
運動遊びとは、跳び箱や鉄棒など、学校にある器具を使って体力作りを行うことを言います。ほかにも、走ったり跳んだりするなど、基礎的な体力や動きの発達につながる運動が挙げられますが、人間関係やコミュニケーション能力が育まれるといった子供の心身の発達にも効果的であると言われています。
水遊び・水泳
小学校では「水泳」の授業があります。低学年では「水遊び」を行い、水中を動き回ったり、もぐったり浮いたりするといった水中での水遊びが行われ、水の特性を知り、水に慣れ親しむことができるようになります。
中学年になると泳ぐ動作を学ぶようになり、小学校高学年では平泳ぎやクロールなども学びます。
ゲームやリズム遊び
ゲームやリズム遊びは、チームの仲間と力を合わせ、競い合うことの楽しさを味わうことが目的とされています。なかでも代表的な遊びが、「ドッジボール」や「鬼ごっこ」です。ルールを理解し、作戦を立てたりしながら、簡単なボール操作を身につけたり、走ったりすると同時に協調性も養われます。