数学が苦手になる原因とは?おすすめの勉強法と教材についても紹介! - cocoiro(ココイロ) - Page 2

数学への苦手意識を克服する方法

それでは次に、数学に対する苦手意識を克服する方法についてご紹介します。

自分の夢を叶えるためと言い聞かせる

数学は将来の職にも影響する場合があります。例えば、数学などの知識を使った仕事に就きたい場合は、数学を克服することで夢を叶えることができます。その例として以下のような事例があります。

宇宙飛行士を夢見て理系の大学に入りたいのに、苦手な科目は数学と理科。宇宙航空研究開発機構(JAXA)技術者の岩田直子さん(33)は、1日20時間の猛勉強でその壁を乗り越えました。
(中略)
数学は、問題を解くことをひたすらやりました。何で間違えたのかをチェックすることで、理解していなかったことが見えてきました。間違えた問題は、時間が経ってから再び解いてみることを繰り返しました。覚えなくてはいけないことは、読むだけではなくて、ノートに実際に書いて覚えるようにしました。

(引用元:数学苦手でも宇宙に行きたくて… JAXA岩田直子さん|朝日新聞デジタル

技術者として働く岩田さんは苦手だった数学を克服し、宇宙開発に携わる職に就くことができました。子供が数学が苦手な場合は、「将来の夢を叶えるために」など、目的意識を持ってもらうことで苦手意識を変えることができるかもしれません。

分からないときは誰かに聞く!

数学の問題でわからない問題があった場合、時間をかけたからといって解けるとは限りません。友達や先生、家族など、分からない問題を誰かに聞いて教えてもらうことも、数学に対して苦手意識を持たずに済むきっかけとなるかもしれません。

親にできる家庭での教育法

子供が家庭で数学の勉強をするときは、親が協力することでより効率的に数学に取り組むことができます。

毎日の計算ドリルで計算力をアップ

塾で使用している計算問題は、市販の計算ドリルと同じ内容なものが多いため、「毎日1ページずつ」と決めて計算問題に取り組んでみましょう。計算することを習慣化することで、数学の基礎をしっかりと理解することができます。

丸つけはわかりやすく

家で数学の勉強をする際に丸つけをするときは、正解した問題に大きな丸をつけてあげましょう。子供のモチベーションアップにもつながり、正解したことを褒めることで子供のやる気を引き出すことができます。

ミスは叱るのではなく、助言やアドバイスでカバー

子供が計算ミスをしたときに叱ってしまうと、逆にプレッシャーを感じてしまい、数学に苦手意識を持ってしまいます。数学を毎日勉強することは難しいことですが、ときにはごほうびをあげたり、助言やアドバイスをしながら子供を支えてあげましょう。

先取り学習はさせない

中学校で習う方程式を小学生のうちから教えてしまうと、かえって数学を不得意にさせてしまうことにつながります。先取り学習をさせる場合は、子供の発達段階をよく見極めてから行うようにしましょう。

数学の試験で高得点をとるための方法

数学のおすすめの勉強法
それでは次に、数学のおすすめの勉強法についてご紹介します。

まずは算数と数学の違いをしっかりと理解する

「数学」と「算数」には違いがあります。小学校では算数の授業がありますが、中学校に入ると数学の授業になります。算数では主に基本的な計算方法を学び、足し算・引き算・割り算・掛け算などの四則計算がメインになります。この応用として、小学校高学年になると少数や分数、図形や角度の表し方、面積や体積の求め方という応用問題を解くようになりますが、数学ではさらに計算の幅が広がります。

数学のテーマは抽象化と言われており、その代表例が変数である「x」を使うことです。変数の概念によって計算式を作るのは簡単になりますが、一方で抽象化する概念がうまくイメージできないと、数学を理解することが難しくなってしまいます。

まずは算数の基礎と数学の概念についてもう1度理解することで、数学に対する考え方を見直すきっかけになります。

分からなかったら解答を見て再度問題を解く

変数を使った公式では、問題を解くのに時間がかかることも少なくありません。しかし、もし分からない問題があった場合は、解答を確認し、もう1度問題を解いてみるなどの方法を採るのも1つの方法です。

数学では問題を解くために忍耐力が必要になりますが、モチベーションを保つためにも、分からない問題はあまり時間をかけずに解答を見たり先生に質問するなどして早めに対処することで、悩む時間を少なくすることができます。

時間を計りながら問題を解いてみる

数学を勉強するときは、あらかじめ問題にかける時間を決めて勉強するのもおすすめです。実際のテストでも時間配分はあらかじめ考えておく必要があるため、家で学習する際にもその癖をつけておきましょう。分からない問題は分かるように付箋を使うようにし、決められた時間以内に問題が解けるように再度チャレンジしてみましょう。<!–nextpage→