家庭で発揮する、親のリーダーシップとは?
受験・進学・家庭内ルール…どう決める?
リーダーシップが必要なのは、ビジネスシーンに限りません。十人十色で簡単に正しい答えが出せない子育てでこそ、親が子供のために大きな決断をしなくてはならない局面があります。
たとえば、学校。受験は小学校から?中学校から?できるだけ公立校に行かせる?など、進学についても可能性はたくさん。子供の得意分野や性格によっても、選択肢は変わってきますよね。子供の将来のことを考えた親の意見と、子供自身の希望が食い違うことも。
もっと日常的なところで言えば、就寝時間は何時?お小遣いはいくら?友達とはどのくらい遠くまで遊びに行っていい?など、親の子育て方針が問われるようなシーンは日常的にあります。親は子供のために「こうしなさい」「これはダメ」とルールを決めても、子供は一方的に命令されたと受け取って言うことを聞いてくれない。不機嫌になる。そんなときこそ、サーバントリーダーシップの哲学が活きるかもしれません。
まずは「傾聴」。子供の話を聞いてみましょう。なかなか本音を言ってくれないこともあるかもしれません。そんなときは、ほかの家庭の例が参考になるかもしれません。「会議では何を言っても誰も怒らない」「言いたいことは最後まで聞く」そんなルールで「家族会議」をしている家庭もあるそうですよ。
「傾聴」のあとに欠かせないのが「共感」。子供の「納得」も重要です。話し合いで得た「気づき」をもとに、経験豊富な大人の「先見力」を駆使して問題を「概念化」すれば、決めるべきルールが見えてくるかもしれません。
参考
「子どもの本音をあぶり出す「家族会議」の効果 家族会議のすすめ」東洋経済オンライン
「子供のために」必要なリーダーシップ
「リーダーシップを持った人に育ってほしい」。子供にそんな期待をかける親も少なくないようです。どうやったら我が子がいいリーダーに育つか?と試行錯誤する中には、スポーツをする、忍耐力を鍛える、などいろいろなことを試す人たちも。でもやっぱり、忘れてはいけないのは「自分が手本となる」ということなんだそう。
親は子どもにとって最も重要な教師だ。あなたが何をしようと、その行動を子どもはまねる。この現象は一生続くため、最良の自分でいることに慣れておくようにしよう。そうすれば子どもに持続的な影響を与えられる。
(引用元:「子どもを優秀なリーダーにする10の方法」Forbes JAPAN)
チームのやる気を引き出し、ポジティブな効果をもたらすサーバントリーダーシップ。家庭でも実践すれば、将来を担う子供たちもまた立派なサーバントリーダーに成長するかもしれません。
夢を持たなければ何も起こらない。何か偉大なことがおきるには、そこに夢がなければならない。 偉大なことの背景には偉大な夢をもった夢見る人がいる。
(引用元:「ロバート・グリーンリーフについて サーバントリーダーシップとは?」NPO法人 日本サーバント・リーダーシップ協会)
とはサーバントリーダーシップの提唱者グリーンリーフの言葉です。よりよい未来のために、夢を持って、サーバントリーダーシップを始めてみませんか?