子供の交通事故を防止したい!3つの対策方法
子供の交通事故を防ぐためには、どのような対策が必要なのでしょうか。ここからは子供の交通事故への対策方法を3つご紹介します。
(1)注意する点は具体的なルールを作って確認
子供が外出する際に、「道路を渡るときには気をつけるんだよ」などの声がけをする親も多くいます。声がけをする際は、どのように注意すればいいのか、できるだけ具体的なルールを伝えておくといいでしょう。
道路を渡る際には、左右を確認する子供は多くいます。より具体的に、「左右を確認して車の影が見えないときに渡る」、「車だけではなく自転車やバイクが来ないかも確認する」、「右を見て左を見たら、もう1度右を見てから渡る」などの声がけをするといいでしょう。
言葉で伝えるだけではなかなか習慣づけられないかもしれません。親子で外出し、実際に一緒に確認しながら注意のルールを覚えさせていきましょう。
(2)致命傷を防ぐ!自転車使用はヘルメットを着用
注意点を覚えさせるだけではなく、グッズを準備することで防ぐことができる事故もあります。特に自転車を使用する際には、ヘルメットの着用が必要とされています。
警視庁から、死亡事故に至った人の損傷部位について以下のようなデータが発表されています。
(参照元:自転車用ヘルメットの着用|警視庁)
自転車に乗っている際に死亡事故に遭ってしまった人のおよそ7割が、頭部に致命傷を負っていることが分かります。転倒時や衝突時に頭を守るためにも、ヘルメットの着用を義務付ける必要があるでしょう。
(3)通学路を子供の目線で歩いてみる
ご紹介した通り、子供の交通事故の多くは登下校中に起こっています。まずは子供が毎日のように歩いている通学路を、子供の目線で歩いてみましょう。
登下校の時間は、大人にとっての通勤時間でもあります。普段以上に車の往来数が増えたり、大きな車が通ったりする可能性もあるでしょう。
また大きなトラックからは、小さな子供の姿が見えない可能性もあります。交通量や道の幅、トラックの数などを知ることで、より具体的な注意を子供に伝えることができるでしょう。
遭ってからでは遅い!入念な対策で子供を守ろう
交通事故は思いがけないところで起こってしまいます。よく注意をするよう言っていても、一瞬のうちに事故に巻き込まれてしまう可能性もあるでしょう。
しかし具体的な注意策やヘルメットの着用によって、防ぐことができる事故もあります。普段の心がけが、子供の命を救うかもしれません。
軽いけがであっても、事故は子供の心に傷を負わせてしまいます。我が子の健やかな成長のためにも、入念な対策をとっていきましょう。
参考
児童・生徒の交通事故|警察庁交通局
なくそう子どもの交通事故|警視庁
子どものトラウマ診療ガイドライン|国立生育医療研究センター
子供が飛び出し事故に遭った際に親が知っておきたい過失割合の知識|交通事故弁護士ナビ
子どもの事故の現状について|消費者庁
自転車用ヘルメットの着用|警視庁
ママなら知っておきたい!子供が交通事故に遭った時の対処法|Casyジャーナル