グローバル人材にも求められるスキル!課題発見力を身につけるには? - cocoiro(ココイロ) - Page 3

課題発見力を身につけるための子供への関わり方

課題発見力を身につけるための子供への関わり方
自分の子供に課題発見力を身につけさせるために、親はどのような関わり方をしていけば良いのでしょうか?

叱るよりも褒めて行動させる

子供に対しては基本的に、叱るよりも褒めることで行動を促すように声かけをしてください。怒ったり叱ったりすることは一時的な問題解決にはなりますが、長い目で見たときに子供に考えさせたり行動させる力を身につける上で阻害要因となります。自身の許容量を超えて怒られてしまうと、子供は自分の問題に気づく余裕を失い、反省したり解決しようという気持ちが萎えてしまいます。

子供がのびのび考えたり行動したりするために、まずは子供の行動や発言を1度受け止めたり褒めた上で、ルールを守ることの大切さを説いていくようにしましょう。

指摘は短く、簡潔な言葉で

また子供に対して何かを指摘する際には、より短く簡潔に伝えられるように言葉を選びましょう。感情的に長々と怒られたり叱られたりすると、子供はいったい何が原因で怒られているのかわからなくなり、せっかくの指摘が理解の浅いものになってしまいます。

「子供にどうなってほしいか」「何を身につけさせたいのか」「それはなぜなのか」などを子供に伝える前にまとめておくと良いです。どうしても「長く話してしまった」というときには、最後に最も伝えたかったことを言葉にすると良いでしょう。

努力の過程を具体的に褒める

子供が行なった努力などに対して、その過程を具体的に褒めましょう。子供は嬉しくなれば、また新しい課題にチャレンジする気持ちを持つことができます。そして、何より大人からの指摘によって、自分1人では気がつくことができなかった視点を持てたり、気づきを得ることができます。

「ここでこんな工夫をしていたね」「あの問題が起きた時に、最後まで諦めずにやり遂げようとしていたよね」など、子供が何かに取り組んでいる過程の努力を具体的に褒めることで、子供は自信を持って次のことに挑戦していけます。

終わりに

課題発見力は国内で「社会人基礎力」として定義されているだけでなく、グローバル社会を生き抜いていくために必要な力です。子供の興味や関心、意見の発信や行動を促進するような関わり方を意識しながら、さまざまなことにチャレンジすることを応援してあげましょう。

参考
知識基盤社会における統計教育の新しい枠組み〜科学的探究・問題解決・意思決定に至る統計思考力〜|日本統計学会誌
社会人基礎力|経済産業省
社会人基礎力に関する緊急調査|経済産業省
課題発見力 常に「これでいいのか」と考えてみよう|日経キャリア教育.net
「課題発見力」がビジネスパーソン必携のスキルである3つの理由|IKIKATA

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ニーガタのオーモリ