グローバル人材にも求められるスキル!課題発見力を身につけるには?

グローバル人材にも求められるスキル!課題発見力を身につけるには?

「世の中のためになるような仕事ができる人間になってもらいたい……」

子供を持つ親ならば少なからずそういった希望を持つ方もいるでしょう。しかし、世の中のためになる仕事をするためには、世の中で何が課題となっているのかを見抜く力が必要です。当記事は社会から求められている「課題発見力」とは何か? また日本だけでなく国際的に注目されている理由や、課題発見力を子供のうちから身につけるために、親はどう接すれば良いのかを解説していきます。

社会人にも必要な課題発見力とは?

そもそも課題発見力とは、どういった能力のことを指しているのでしょうか?

課題発見力とは?

経済産業省が2006年から提唱している概念に「社会人基礎力」というものがあります。「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力が12の能力要素から構成されており、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として定義されています。

「課題発見力」は、3つの能力のうち「考え抜く力」を構成する1要素として提唱されている力のことを言います。社会人基礎力の中では下記のような能力として定義されています。

課題発見力
現状を分析し目的や課題を明らかにする力

(引用元:「社会人基礎力」とは|経済産業省

課題発見力と問題解決力の違い

課題発見力と似たような言葉に「問題解決力」というものがあります。この2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょう?

問題解決力は、「これまで自分がしてきた過去を振り返り自分が今までできていなかったことを修正していく作業」のことを指します。例えばサッカーの試合でなかなか勝てない原因を考えるときには、「これまでの練習内容を見直す」「試合時のプレーや戦術の振り返り」などを行うでしょう。これらは「過去志向」であり、「すでに判明している問題を解決する」という考え方のことを指しています。

一方、課題発見力は問題が起きていない状況であっても、「現状よりもっと良い状態にするためには、何をしたらいいだろう?」というまだ起きていない課題を自ら考えて見つけ出し、状況をより良くしていく工程のことを指しています。これは「未来志向」の考え方と言えます。今より先の状況を見据えて、自分で課題を設定し、工夫できる能力が「課題発見力」なのです。

社会人になっても求められるスキル

課題発見力は「社会人基礎力」の中でも特に社会から求められているスキルの1つと言えます。

リクナビNEXTが全国の20~30代の営業職1,500人を対象に「自分が今手掛けている営業の仕事に必要なスキル」についてアンケートをしました。

その結果、営業職として働いている人たちが最も必要なスキルとして挙げたのは「課題発見力」で全体の11.44%でした。「顧客自身が把握していない潜在的課題の抽出・定説こそが商談の入り口」という意見もあり、ビジネスチャンスを得るためにも必要なスキルと言えるようです。

また、平成18年に経済産業省が行った「社会人基礎力に関する緊急調査」の結果によると、企業規模に関わらず若者社員に不足が見られる能力要素として「課題発見力」が指摘されています。

社会から求められている能力ではありますが、なかなか若者社員に身についていないのが現状のようです。