受験勉強からビジネスシーンまで。生涯使える「抽象的思考力」とは

受験勉強からビジネスシーンまで。生涯使える「抽象的思考力」とは

人間の思考には、具体的思考と抽象的思考があります。2つの思考は、子供の成長とともに徐々に発達していきます。受験勉強だけでなく、大人になってビジネスシーンでも使える抽象的思考力について、詳しくご紹介します。

子供の思考力を高めるために欠かせない抽象的思考力

小学校高学年ごろから芽生えてくる抽象的思考

子供の抽象的思考力が発達してくるのは、小学校高学年(11~12歳)ごろと言われています。抽象的思考力を身につけていくことで、自分が物事を体験したり、目で見たりしていなくとも、テレビや書籍、インターネットなどを通して得た情報から、世の中を認識できたり、イメージできるようになります。また、文部科学省では、発達段階に応じた教育目標を掲げており、小学校教育では、

「社会的自立に向けて、人間として、また、家族の一員、社会の一員として、更には国民として共通に身につけるべき基礎・基本を着実に学習し定着させる。」

(引用元:『初等中等教育と高等教育との接続の改善について』第2章 初等中等教育の役割 第1節 初等中等教育の役割」

としています。自分の生活範囲だけでなく、世界の国々、日本社会に対する視野を持てるようになる、重要な時期とも言えるでしょう。

学年とともに難しくなる学習に対応できる

子供の抽象的思考の発達に応じて、学習内容は、それまでの具体性のあるものから、抽象的なものへと移行していきます。内容の難易度は、具体性のあるものに比べると上がります。ただ、子供のしっかりと抽象的思考力を育て、身につけていくことで内容の変化にも十分に対応できます。