子供が算数を好きになる方法
子供が算数を好きになる方法としてはどんなものがあるのでしょうか。前述のとおり、算数は基礎さえしっかりと理解していれば、応用問題にも対応することができます。子供が算数を好きになるために家庭でできることや、算数を教えるときに注意したいポイントについて、まずは見ていきましょう。
実生活で気軽に「算数」を取り入れてみる
算数が嫌いな子供や苦手だと感じる子供は、そもそも算数自体に興味を持てないといった悩みを抱えている可能性があります。算数の問題に足し算や引き算などの問題が出てきたとき、なかなかイメージが湧かないのは、実体験も影響しているかもしれません。そこでおすすめなのが「料理」です。
小さいときから母親と一緒に料理をしたり、友達と一緒に虫取りやかくれんぼをして遊ぶ子供たちは、数を数える習慣が自然と身につきます。特に料理は、お皿に野菜を並べたりするなど、数を使って算数の概念を自然に習得することができます。まずは料理など、家庭において数を使う場面に子供を参加させてみることも、算数を好きになるきっかけにつながるかもしれません。
間違うことが前提と教える
人間は機械ではないので、計算ミスをして当然です。本当は計算式について理解しているのに、計算ミスをすることで苦手意識を持ってしまうということも少なくありません。もし子供が算数の計算ミスをしたとしても、教えるときはあまり叱らず、「もう1度解いてみよう」と思わせるように励ましてみましょう。
どの部分が苦手なのか理解する
算数には、計算力、読解力、空間認識力など、さまざまな力が求められます。もしも子供が算数の宿題に手をつけない場合には、問題自体が理解できないのか、計算式が分からないのかなど、問題点について探ってみるのも1つの方法です。算数の問題自体が理解できていない場合、国語力の問題が関わってくるので、対策も異なります。
苦手分野を克服すれば、スムーズに算数の問題を解くことができるかもしれません。子供が算数のどこに苦手意識を感じているか、まずはしっかりと理解することを意識してみましょう。
子供に教えるときは「褒める」ことをベースに
子供がせっかく問題を解けても、あまり褒めることはせず、さらに応用問題などに取り組ませることをしていませんか? 算数は1つの問題を解くことが1つのゴールでもあります。簡単な計算式でも、まずは問題が解けたときに褒めるなどして子供のモチベーションアップや自信につなげていきましょう。
幼児期から集中力を身につける練習をする
小学校に入ると、学校の宿題で算数のドリルを出されることがあるでしょう。小学校低学年のうちに、単純な計算式などのドリルを1日10分するだけで、その後の算数や数学的感性に大きな差が生じると言われています。これは、子供が小さいうちに算数の基礎を定着させることがいかに重要であるかを示しており、小学校に入る前の未就学児でも同じことが言えます。
算数は粘り強く解くことが求められるため、子供の集中力を身につけるための訓練なども算数の読解に大きく役立てることができます。1つのことに集中して取り組むことの楽しさを幼児期から感じられるように促してあげましょう。