実行力とは? 実行力を鍛える最短の近道は目標設定と行動力にあり - cocoiro(ココイロ) - Page 3

実行力を身につける具体的な方法

実行力を身につける具体的な方法
では、日常生活を送る中で実行力を身につけるためには、どういったトレーニング方法があるのでしょうか?

(1)目標を立てる

実行力を鍛えるうえで一番大切なのが、自分で目標を立てるということ。「クラブチームのサッカーの試合にスタメンで出場したい」「テストで100点満点を取りたい」「学校の運動会のリレー選抜メンバーに選ばれたい」「マラソン大会で1位になりたい」という具合に、自分がかなえたい夢や成し遂げたい目標を紙に書き出しましょう。紙に書き出すことによって、頭の中をビジュアル化することができ、思考の整理にもつながります。

(2)ToDoリストを作る

目標を実現するために必要なこと、やるべきことを洗い出しましょう。「国語のテストで100点満点を取る」という目標を立てたのであれば、前回のテストの点数、減点されやすいところ(苦手分野・項目の把握)、苦手項目の克服方法(漢字ドリルを解く・作文を読む)、年齢や学習能力に適した練習問題をひたすら解く……というように、アクションプランを細分化することが大切です。

プランを決めたらカレンダーやスケジュール帳に、その日毎のタスクを書き出します。これにより、頭の中で補完されている「やるべきこと」が明確になるのです。

(3)(2)で立てたスケジュールやタスク通りにやってみる

計画通りに実行しましょう。先延ばしにすると決意が揺らいでしまう可能性もあるため、できるだけ早く実行に移した方がいいでしょう。とは言っても、親が子供に「早くやりなさい」と強制するのだけは避けた方がいいかもしれません。子供のやる気や主体性を損なってしまう可能性があるからです。

友達からの遊びの誘いやテレビゲームなど誘惑が多いことから、慣れないことを習慣化するのは、精神的にも肉体的にも想像以上にパワーがかかるもの。子供が1日のタスクをやり終えた際には、「よく頑張ったね」と褒めてあげてください。

(4)(1)〜(3)を毎日繰り返す

継続は力なりということわざがあるように、(1)(3)を毎日継続することで、計画性や思考力が自然と身についていきます。最初はおっくうでも、毎日続けることで習慣化され、「やらないと不安」「1日のやるべきことを終わらせないと気持ち悪い」という意識が体に染み込んでいくのです。