実行力がある人の特徴
実行力がある人の共通した特徴とはいったい何なのでしょうか?
段取りを考えるクセが身についている
物事に取り組む前に必ず、「いつまでに」「どのくらいの期間で」「何のために」というように、細分化して考えるクセが習慣化されています。
例えば、ダイエットを始めるとしましょう。異性にモテたい、きれいになりたい、体重を減らして好きな洋服を着られるようになりたいというように、ダイエットをする目的は人それぞれです。実行力がない人は、ただ闇雲にいろんなダイエット方法を試したり、なんとなくダイエットをするだけで、結局ダイエットできずに終わってしまいがちです。ところが、実行力がある人は「ダイエットを成功したといえる目標体重」をまず定義します。
「目標体重」を設定したら、次は「いつから」「いつまでに」「どうやって」「週何日のペースで」といった細かなアクションプランを作ります。さらに、それを紙に書くなどして「見える化」することで、目標と現状の乖離を常に意識できます。ただ漠然と「ジムに通う」「食事制限する」「ウォーキングする」だけでは目標と現実があいまいになってしまうのです。
リスクヘッジするクセが身についている
自分で立てた計画通りに進めていても、うまくいかないことが発生するものです。しかし、実行力のある人は計画を立てる段階で、予想通りにいかない可能性も視野に入れています。
予期せぬ事態や避けられない危機的な状況が起きたとしても、それによる影響を最小限におさえるために、リスクヘッジできます。事前の対策や防止策を考えられていれば、万が一の状況に直面したときも被害を最小限におさえることができます。
実行したことを振り返るクセが身についている
ものごとを計画立てて実行し、振り返り、改善案を出すPDCAプロセスを適切に回すことができている人は実行力が高い傾向にあります。
計画を実行した内容いついて振り返り、改善案を出すことで次の計画が具体化され、素早く行動することに繋がるのです。
また、振り返りの際に自身の行動を内省することで客観的視点から実行の内容を観察することができます。
失敗をしたとしても、次に同じ状況になった時に適切に対応できるという自信にもなります。
ロジカルシンキングを用いて正しい解決策を見つけるクセが身についている
ロジカルシンキングは効率的に課題や問題を整理することができます。
その結果、対処すべき事柄を明確化することができるため、スムーズに次の行動に繋がるのです。
また、思考することと行動することのバランスを上手に保つことで実行力を高めることができます。
行動しながらも思考して改善を繰り返すことが実行力につながります。
社会人以外にもロジカルシンキングは必要とされています。
家庭で親子が一緒にロジカルシンキングを身につけるための方法をこちらで紹介しています。
やりきる力(GRIT)を持ち合わせている
実行力がある人は計画立てる段階や、行動した後にもいくつかの特徴があります。しかし何より行動する際にやりきることができる人が実行力があるというのは客観的に見てもわかりやすいのではないでしょうか。
計画を立てたり、改善案が決まるとそれが上手くいくまでやりきる力があることは、計画や改善案が成功することにも繋がります。
GRITの持ち主は有名アスリートなどのスポーツ界で活躍する人にも多いと言われています。
試合でミスをすれば次回には失敗をしないように人より多く練習をし完璧にする努力を怠りません。
自信の意欲を持続させグリットを実践できる人は実行力がある人の大きな特徴の1つと言えるのではないでしょうか。
様々な場面で活躍する要因となるGRITを子供の頃から伸ばす方法はこちらの記事で紹介しています。