給食袋が邪魔?小学校に入学した子供の実情
小学校への入学に際して、子供は「自分のことを自分でしなくてはいけない」という機会に多く遭遇します。持ち物の管理は最たるもの。自分の持ち物をすべて1人で持って登下校するということは、子供にとって初めての体験です。その中でも給食袋にまつわる問題点を小学生の実例から3つのケースをご紹介します。
ランドセルのフックは固くて掛けづらい
給食袋と言えば、ランドセルの中ではなく、ランドセルの横についているフックに掛けるイメージはないでしょうか。しかし、実は子供にとってはランドセルのフックが固いと感じているかもしれません。大人にとってはそれほど固くなくても、小学校1年生にとっては取り外しが難しく感じられることがあります。そのため、無理やりランドセルの中に給食袋を突っ込むこともあるでしょう。
教科書に加えて筆箱なども入っているので、ランドセルは常にパンパンの状態です。あまり大きな給食袋ではランドセルの中に入らないことも考えられることから、学校は大きさの指定をしています。
片口の給食袋は意外とひもが固い
給食袋には大きく分けて2種類あり、両側で縛る両口のタイプと、片側だけで縛る片口のタイプがあります。片口の給食袋の方が作り方が簡単で、市販品もあるということで、片口の給食袋を使用している子供も多いです。しかし、多くの子供にとって「固くて縛りにくい」とのことです。布地の材質やサイズ、ひもの太さなどにもよりますが、小学校1年生にとっては両口のタイプの方が扱いやすいようです。
学校の机の高さがネックになる?
小学校1年生の学校の机は低く、110〜120センチの平均身長に合わせたサイズに合うように設定されています。教室では、ランドセルはロッカーに入れ、給食袋は机の横にあるフックに掛けることが多いです。そのときに問題となるのが、給食袋のひもの長さです。ランドセルのフックに掛けることを想定して長めのひもにしていると、机のフックに掛けたときに引きずることになってしまうかもしれません。机移動のたびに袋を引きずることになってしまうので、給食袋がとても汚れてしまいます。