子供を事故から守ろう!今日からできる防止策
それでは、どうすれば子供を事故から守ることができるでしょうか。今回は今日からできる子供の事故防止策を3つご紹介します。
(1)家電を置く際は電気コードの位置にも注意する
先ほどご紹介した電気ケトルのコードによるやけどのような事故を防ぐためにも、家電の電気コードの位置にも配慮しましょう。
子供の目線は大人よりも低く、大人とは見ている景色が異なります。足を引っかけてしまったり、ぶつかってしまったりする可能性だけではなく、子供が触れたり、引っ張ったりするケースも頭に入れて、家具や家電の置き方を見直してみましょう。
(2)誤飲チェッカーを使用して誤飲を防ぐ
何でも口に入れてしまう子供であっても、口に入らないような大きなものは飲み込めません。子供の口に入ってしまうサイズがどれくらいの大きさなのかを知ることで、誤飲や窒息を防ぐことができるでしょう。
その際に役に立つのが「誤飲チェッカー」です。誤飲チェッカーは子供の誤飲を防ぐために作られた事故防止教材です。子供の口の中に入るかどうか試したいものがあれば、円筒型のチェッカーの中に入れてみましょう。チェッカーの中に入ってしまう大きさのものは、子供の口の中にも入ってしまいます。
誤飲チェッカーの使用で子供の口に入ると判断したものは、子供の手の届かないところに置いて事故を防ぎましょう。
(3)季節のイベントごとに気をつけるべき点を知る
夏であれば水に関連した事故が、冬であればクリスマスの飾り付けに関連した事故が起こるなど、季節ごとに気をつけなければいけない点があります。
消費者庁では季節のイベントごとに、どのようなことに気をつければいいのかを「子ども安心メール」やツイッターなどで発信しています。
自分では気がつくことのできなかった注意点が含まれていることもあるでしょう。ぜひ、役に立つ情報を積極的に得て子供の事故防止に努めましょう。
「注意していなくても安全」な環境を目指そう
子供の行動は予測がつきません。そのため親が一緒でも、子供が事故に巻き込まれてしまう可能性を0にすることは難しいでしょう。
しかし予防策を講じ安全な環境を作っておくことで、防ぐことができる事故もあります。事故の具体例を知り、子供の目線で世界を見渡すことで、子供を事故から守ることができるでしょう。
参考
子どもの事故の現状について(消費者庁資料)|消費者庁
子ども安全メール、Twitterのご紹介|消費者庁
家庭での事故を防止しよう|あいちはぐみんネット
特集:知る、考える、変えることで防ごう!家庭で起こる子どもの事故|おやこCAN
子どもから目を離さないで・・・「無理」0.5秒で事故防げる?|with news
子どもの事故防止教材 「誤飲チェッカー」「誤飲防止ルーラー」|一般社団法人 日本家族計画協会