【子供の事故】子供を守る!子供の事故の内容と今日からできる防止策 - cocoiro(ココイロ)

子供を事故から守ろう!今日からできる防止策

子供が事故に巻き込まれないようにと、気をつけている親は多いでしょう。しかし子供の事故はいまだに多く、事故についての報道は親を不安にさせてしまいます。それでは、子供の事故にはどのようなものが多いのでしょうか? 当記事では子供が巻き込まれやすい事故の内容と、今日からできる事故の防止策についてご紹介します。

子供の事故はどうして起こってしまう?

子供が事故に巻き込まれた場合、このような意見があげられることがあります。

  • 「親が目を離すからいけないのだ」
  • 「きちんと親が予防していないから起こったのだ」

たしかに親がもっと注意をしていれば、防げた事故もあるかもしれません。しかし子供も1人の人間です。どのように行動をするのかを完全に把握することは、親であっても難しいものです。したがってどれだけ注意をしていても、事故は起こってしまう可能性があるのです。

幼い子供の事故原因第1位は「転落」

幼い子供たちは、どのような事故に巻き込まれてしまっているのでしょうか。消費者庁が発表している「子どもの事故の現状について」という資料では、医療機関から消費者庁に寄せられた子供の事故の内容と件数が年齢別に紹介されています。

2016年4月から2017年3月までの集計結果は、以下のようになっています。

幼い子供の事故原因第1位は「転落」

(参照元:子どもの事故の現状について(消費者庁資料)|消費者庁

この結果から、0〜7歳までの子供に起こる事故の原因で最も多いのは「転落」であることが分かります。乳児であればベッドやソファから、幼児であれば公園の遊具や自転車からなど、さまざまな場所で転落事故が起こってしまっているのです。

子供が幼いほど事故は自宅で起こっている!

子供が特に幼い場合、事故が起こる場所は自宅が多いことも分かっています。

消費者庁による同資料では、年齢別の事故の発生場所についての統計情報も紹介されています。2010〜14の5年間の事故発生場所をグラフに表すと、以下のような結果となっています。

子供が幼いほど事故は自宅で起こっている!

(参照元:子どもの事故の現状について(消費者庁資料)|消費者庁

0、1歳の子供においては、発生件数の半数近くが自宅で起こっていることが分かります。気をつけているはずの自宅であっても、幼い子供は事故に巻き込まれてしまう可能性があるのです。

事故は一瞬のこと……親が一緒でも起こる

自宅での事故発生件数が一定数あることからも分かるように、たとえ親が付きっきりで一緒にいても子供の事故は起こってしまいます。

それは子供が自分で動くからであり、その行動を把握しきれないからでしょう。いつ、どんなことが原因で事故が起こってしまうかを完全に予測することは難しいことなのです。