いいこってどんなこ?(冨山房)
うさぎのバニーぼうやがおかあさんにたずねます。
「ねえ、おかあさん、いいこって どんなこ?」
バニーぼうやは次々にたずねます。絶対泣かないのがいいこ?何もこわがらない強い子がいいこ?……
おかあさんはひとつひとつの問いに優しく答えます。
「じゃあ、おかあさんは ぼくが どんなこ だったら いちばん うれしい?」あなたがあなたらしくしていてくれるのがいちばん。だっておかあさんはいまのあなたが大好きなのだから。
(引用元:いいこってどんなこ?|冨山房)
『いいこってどんなこ?』(冨山房)は、子供の自己肯定感を高めてくれる1冊です。誰が1番頭が良いのkz、誰が1番お利口かは関係ない。人は人、自分は自分。「あなたはありのままで良い」という等身大でいることがどれほど大切なことなのかを教えてくれる1冊です。
良かれと思って子供を厳しく叱ってしまったり、子供を叱ってばかりいる自分に嫌悪感を感じているとき、子供が落ち込んでいるとき、ぜひ『いいこってどんなこ?』を手にとってみてください。
ルラルさんのにわ(ポプラ社)
『ルラルさんのにわ』(ポプラ社)は、第13回絵本にっぽん大賞に輝いた作品です。
ルラルさんは、芝生の庭が自慢です。毎日手入れをしている自分だけの庭。手間びまかけてメンテナンスしているその庭へは、誰も庭入ることを許しません。ところがある朝、庭に大きな丸太が……!
丸太に近づいてみたルラルさんはびっくり。丸太だと思ったのはなんと、大きなワニだったのです。噛み付かれたら大変です。様子を見ていると、ワニはルラルさんを手招きして……。
(引用元:ルラルさんのにわ|ポプラ社)
はじめは気難しい性格だったルラルさんも、ワニと接することで徐々に穏やかになっていきます。人との関わりの大切さを理解させてくれる1冊です。庭からワニを追い出すルラルさんとワニのやりとりが、心をほっこりさせてくれます。
ねないこだれだ(福音館書店)
時計が9時を指して鳴ります。ボン、ボン、ボン…。
「こんな じかんに おきてるのは だれだ?」
ふくろうにみみずく、どらねこ、それともどろぼう?
いえ、いえ、夜中に起きているのは……おばけ!おばけの時間です。あれあれ、こんな時間に起きている女の子がいました。夜中はおばけの時間のはず、いったいどうなっちゃうの……!?
(引用元:ねないこだれだ|福音館書店)
「寝ないとお化けがくる」という子供の想像力を掻き立ててくれるので、駄々をこねてなかなか寝ようとしない子供も、すんなり眠ってくれます。規則正しい生活は、子供の健やかな成長に必要不可欠です。
知的好奇心や探究心を刺激してくれる絵本で子どもの成長をサポート
個々の性格にもよりますが、3歳は2歳のイヤイヤ期の延長でなかなか親の言うことを聞いてくれず、手を焼くパパやママも多いもの。また、感情表現や感受性が豊かになる時期でもあります。当記事で紹介した絵本を、子供が夜眠るときの読み聞かせにぜひ選んでみてください。
参考
第6回21世紀出生児縦断調査結果の概況|厚生労働省発表
絵本で子育てを楽しく – 子ども読書の情報館
大爆笑するのはどの絵本?<3歳におすすめユーモア絵本>
3歳児におすすめの絵本は?読み聞かせに人気の童話&名作23選