3歳の子供に読みたいオススメの絵本10選 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

【厳選10選】3歳の子供におすすめの絵本

できるかな?―あたまからつまさきまで(偕成社)

『できるかな?―あたまからつまさきまで』(偕成社)は、絵本に登場する動物たちのポーズに合わせて一緒に体を動かすアクティブ感が満載の絵本です。

CDもセットで購入すれば、リズミカルな音楽と一緒に楽しめます。普通に読み聞かせをする時間も大切ですが、『できるかな?―あたまからつまさきまで』なら親子でより楽しいひとときを過ごせるでしょう。

ちいさなちいさなおんなのこ(福音館書店)

昔あるところに女の子がいました。猫より犬より薔薇の木よりも小さくて、垣根の向こうも見えないほどの小さな女の子です。でも、成長するにつれて少しずつ、できなかったことできるようになります。金魚鉢に手が届くし、猫を抱っこすることだっこできるし、パパとママから新しい大きなベッドだって買ってもらいました。やがて少女は……。

(引用元:ちいさなちいさなおんなのこ|福音館書店

今まで自分1人で開けられなかったドアを開けられるようになったり、夜1人で寝られるようになったり、大きくなると1人でできることが増えていきます。『ちいさなちいさなおんなのこ』(福音館書店)は、毎日の中にある小さな成長の気づきを教えてくれる1冊です。イヤイヤ期と反抗期が重複した3歳児の夜の読み聞かせにおすすめです。

ごろりんごろんころろろろ(ひさかたチャイルド)

『ごろりんごろんころろろろ』(ひさかたチャイルド)は、子供が大好きな小さなうさぎが、テーブル作りに奮闘する様子を描いた絵本です。

うさぎさんがテーブルを作りました。そしてみんなが使えるようにみんなが大好きな切り株のある丘へ、くるまに乗せて運んでいきます。顔を真っ赤にして重いテーブルを運ぶうさぎさんですが、おや?

なんだか軽くなった気がして見ると、ろばさんが黙って手伝ってくれていたのです。だんだんテーブルが軽く感じるのですが、それもそのはず。きつねさん、くまさん、りすさん……と、みんなが手伝ってくれたのです。素敵なテーブルにみんな大喜びですが、座るところは切り株ひとつ。そこでうさぎさんは……。

(引用元:ごろりんごろんころろろろ|ひさかたチャイルド

テーブルを作ろうと一生懸命なうさぎの姿を見て集まってきた動物たちの優しさを感じられるハートフルな物語。ふんわりと優しいタッチの可愛いイラストも、女の子から大人気です。

ペレのあたらしいふく(福音館書店)

『ペレのあたらしいふく』(福音館書店)は、子羊の世話をする男の子ペレが、近所の人たちからサポートを受けながら、青い服を手に入れるまでの様子を描いたお話。

ペレは上着が小さくなってしまったので、自分で羊の毛を刈りとりました。そこから、すき、紡ぎ、織り、染め、仕立てを家族や近所の人たちの助けてもらいながら上着を作り上げていきます。それぞれの工程と、手伝ってくれたみんなへのお礼に仕事を手伝うペレ。純粋無垢なペレの姿が、美しい自然を背景に生き生きとみずみずしく描かれています。

自分がいつも着ているデニムもトレーナーも靴下も、全部たくさんの人たちが協力しながら作り上げています。「してもらって当たり前」ではなく「自分も何か人のために」という思いやりの気持ちを持つことが大事だということを教えてくれます。現時点ではよく理解できなくても、成長する過程で『ペレのあたらしいふく』の内容を思い出す日が来るでしょう。

しんせつなともだち(福音館書店)

『しんせつなともだち』(福音館書店)は、著者の方軼羣が伝え聞いたとされる朝鮮戦争の話をもとにした作品です。

食べものがない、寒い冬のある日のこと。お腹を空かせたうさぎが、森の中でかぶをふたつ見つけました。ひとつだけ食べて、もうひとつを同じようにお腹をすかせているロバに届けます。

しかし、肝心のロバは不在。仕方なく、うさぎはロバの家にかぶを置いて家路に着きます。程なくして家に帰ってきたロバは、置かれているかぶを見て驚きます。ちょうどさつまいもを手にいれたばかりだったロバは、カブを山羊のもとに届けます。そして……。

(引用元:しんせつなともだち|福音館書店

食べ物がない寒い冬の時期に、「自分の友達のロバもお腹を空かせているに違いない」と、友達を思いやるうさぎと、そのうさぎの周りの動物たちの優しさを感じられるストーリーです。

あなたがだいすき(ポプラ社)

「わたしは あなたが だいすきです。せかいで いちばん あなたが だいじ。いつでも あなたを まもってあげる」

ちいさなちいさな子どもを、おおきな体でどうぶつたちがすっぽり包みこみ、ほおずりします。子どもは、どうぶつたちの首にうでをまわし抱きつき、ほほをよせ、しあわせそうに目をつぶります。

「どこへだって あなたを たすけに いく。いつだって あなたの みかた」

(引用元:あなたがだいすき|ポプラ社

あなたは、毎日子供に好きな気持ちを伝えられていますか? 「大切」という感情を言葉にしていますか?

『あなたがだいすき』(ポプラ社)は自分の大切な人、愛する人に「大好き」「あなたは私にとってかけがえのない存在だ」と伝える大切さを教えてくれます。照れ臭くてなかなか言葉にできないかもしれませんが、想いを言葉にすることで子供は愛されている喜びを実感できるのです。

おふろだいすき(福音館書店)

『おふろだいすき』(福音館書店)は、お風呂に入るのを嫌がる子供への読み聞かせにおすすめの1冊です。主人公は、お風呂が大好きな男の子。

男の子のまこちゃんがひとりでおふろに入ります。おふろに入るときは、いつもあひるのおもちゃ、プッカを連れて行きます。まこちゃんもプッカもおふろがだいすきなんです。まこちゃんが体を洗っていると、おふろの底からざぁーっとおおきなかめが浮いてきました。

続いてぺんぎん、あしか、かば、そしてなんとくじらまで! みんなで体を洗って、肩までつかって50かぞえます。「50ッ!」と大声でくじらが叫ぶと、おかあさんがやってきて、

「よくあったまった? じゃ、あがっていらっしゃい」

おかあさんが顔を出したとたんに動物たちはお湯にもぐり、それっきりでてきませんでした。おかあさんの広げるゆあがりタオルに飛び込み、「ああ、いいにおい、いいきもち」

(引用元:おふろだいすき|福音館書店

お風呂を舞台に繰り広げられるストーリーは、子供はもちろん大人でも楽しく読めます。