子供がやりたいとことや夢を応援してあげられていますか? 子供がかわいすぎるあまり、ついつい過保護になってしまうのは仕方ないことです。
しかし、ときには遠くから温かく見守ってあげる広い気持ちも大切です。「あれはだめ、これもだめ」と子供のやることなすことに口を出しすぎてしまうと自己肯定感が低くなってしまう可能性があります。
自己肯定感とは、「自分ならできる!」「どんなに辛いことがあっても乗り越えられる」「自分は必要とされている」と思える前向きな感情のこと。否定的な考えは、子供の成長意欲を減退させてしまいます。
もし、「失敗したらどうしよう……」という言葉が子供の口癖になっていたら、もしかすると自己肯定感が低くなっているかもしれません。そこで当記事では、自己肯定感を高めてくれる絵本を紹介します。
もくじ
子供の自己肯定感を高めてくれる読み聞かせにおすすめな絵本
『きみのかわりはどこにもいない』(福音館書店)
『きみのかわりはどこにもいない』は、新約聖書「マタイの福音書」を題材にした100匹の羊を飼っている羊飼いのお話です。
ある日、連れて帰ったはずの100匹の羊のうち1匹がいなくなっていました。慌てた羊飼いは家を飛び出し、迷子の1匹を探しに行きますが、そこで待っていたのは……?
(引用元:きみのかわりはどこにもいない|福音館書店)
この絵本の作者メロディー・カールソンが伝えたいのは、「あなたはこの世において唯一無二の存在である」ということです。「1人くらいいなくてもいいや」ではなく、「あなただから」、「あなたじゃなきゃダメなんだ」、ということを羊をテーマに描いた心温まるハートフルな絵本です。