3・4歳児の夜泣きを防止するためのポイント
赤ちゃんの夜泣きは睡眠サイクルを整えるプロセスで起こるものと考えられているため、1歳半を過ぎた頃から徐々に落ち着き、2歳頃までにはなくなるのが一般的です。
しかし、なかには3~4歳の幼児期でも睡眠中に突然泣き出すことがあります。「夜驚症」と呼ばれる睡眠障害でない限りはそれほど心配することはありませんが、なるべく夜泣きの原因となることを取り除いてあげることが必要です。
規則正しい生活のリズムを作る
夜泣きには眠りの浅さも関係していると考えられています。3~4歳頃であればお昼寝の習慣があるのが普通ですが、お昼寝の時間があまり長すぎると夜熟睡することができなくて泣いてしまうこともあります。
また遅寝遅起きなどの生活リズムの乱れも夜泣きの原因になることがあるため、朝早く起床して夜更かしせずに早く寝るという規則正しい生活のリズムを整えてあげることが大切です。
寝室を暗く静かな状態にする
夜泣きには眠る環境も大きく影響していると言われています。安心して眠りにつくことができる環境を整えてあげることが大切です。テレビなどの音量が大きい、蛍光灯の眩しい照明がついている、などの状況では落ち着いて眠ることができません。
眠りにつく1時間前ほどから徐々に灯りを暗くして眠る雰囲気をつくってあげるようにしましょう。眠る前に運動や興奮する遊びなどを避けることも大切です。
就寝前にはスマホ・テレビを見せすぎない
スマホやテレビでキッズアニメやゲームなどをさせておくと子供は静かなので家事がはかどるというママも多いのではないでしょうか。
スマホやテレビからは強い光が発せられており、子供の睡眠を妨げるものとされています。特にスマホのブルーライトは、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制することで問題視されています。就寝の少なくとも1時間前からはテレビやスマホに触れさせないようにしましょう。
まとめ:夜泣きを防ぐ環境を整えよう
夜中に理由もなく突然大泣きされる夜泣きはパパやママの大きな悩みの原因になるものですが、子供が成長するうえで通るプロセスの1つとしてとらえるおおらかさも必要です。
夜泣きの原因ははっきりしておらず泣き止ませる方法もこれというものがありませんが、なるべく夜泣きの原因となるものを取り除くとともに熟睡できる環境を整えてあげることが大切です。