トイレトレーニングを始める見極めポイント&おすすめの補助便座 - cocoiro(ココイロ)

トイレトレーニングを始める見極めポイント&おすすめの補助便座

幼稚園入園前に園から「トイレは1人でできるようにしておいてください」と言われることがあります。一般的には2歳くらいからと言われているトイレトレーニングですが、子供の成長は発達には個人差があります。

年齢や時期にこだわるあまり、焦ったり、叱ったりしてトレーニングをして子供がトイレ嫌いになってしまうこともあるので注意が必要です。トイレトレーニングを始めるために子供の身体面や精神面の発達を見極めるポイントやトイレトレーニングをスムーズに進めるコツやおすすめの補助便座について解説します。

トイレトレーニングを開始する見極めポイント

トイレトレーニングを開始する見極めポイント
一般的には2歳の春から夏にかけてトイレトレーニングを始めるといいとされています。これは、身体面や精神面での成長がみられる、寒くないので衣服を脱ぎ着しやすくトイレを失敗してもすぐに裸になってシャワーを浴びることができる、などの理由によるものです。

しかし、子供の成長や発達には個人差があるため、トイレトレーニングは年齢や時期にこだわるのではなく発達段階に応じて臨機応変にスタートすることが大切です。そこで、トイレトレーニングを開始する見極めポイントについて説明します。

おまるに跨がることができる

トイレトレーニングをスタートする最も重要な条件として、足を広げたまま安定した姿勢をキープして用を足せる身体機能の発達がみられるかということがあります。子供にとっては大人が使うトイレは補助便座や踏み台などを使用しても簡単に使用できるものではなく、体が安定しないとトイレから落ちてけがをすることもあります。

トイレを使用する前にリビングなどでおまるに慣れさせる方法もありますが、床において使用できるタイプのものは、安定性に優れているためそのまま大人用のトイレに移行することが難しいこともあります。大人用のトイレの高さや幅に慣れさせることが大切です。

興味・関心がある意思表示

赤ちゃんの頃は排泄の意識がないまま、おしっこ、うんちを繰り返します。排泄後の不快感から泣き、そのことで親がおむつ替えに気づくというパターンがしばらく続くでしょう。その後は、徐々に排泄している感覚がつかめるようになり、自分からおしっこやうんちをしたくなった時に意思表示をするようになります。

トイレをきれいで楽しい環境に整えて、トイレに行くことが楽しいと思えるようになれば、尿意や便意をもよおした際にトイレを指さしたり、「ちっち」などと言葉に出して言うようになったりすることもあるでしょう。

簡単なコミュニケーションが取れる

生後1歳半頃になると大人の言葉かけに対して首を縦や横に振ったり、「うん」「いや」などの短い言葉を発して意思表示をしたりするようになります。まだ上手に気持ちを伝えることはできませんが、大人の言葉の意味を理解し、それに対して何らかの対応をしようとしているのです。

大人の「おしっこ?」「トイレに行こうか」などの問いかけに答えられるようになるとトイレトレーニングもしやすくなるでしょう。そのうちに、おしっこやうんちがしたくなったらトイレに行くものだということを認識するようになります。

2時間以上尿の間隔があく事が増えた

生後しばらくは、1日の8割は眠っておりその合間にミルクや排泄を行うサイクルが続きます。2~3時間おきに授乳をしますが、赤ちゃんの膀胱は小さいので1時間もしないうちにおしっこが出ておむつを替えなくてはならないことも珍しくありません。

2歳頃になると膀胱が大きくなることである程度の量であればおしっこを溜めておくことができるようになります。排尿の間隔が2時間以上空くようになったら、トイレトレーニングを始めてもいいでしょう。2時間の間に何度か「おしっこは?」と聞いてタイミングが合えばトイレで用を足すことができるようになります。