子供部屋っていつから必要なの?適齢期と役割を知ろう ( 2 )

子供の年齢に合わせて部屋作りを

それでは、子供部屋はいつから必要になるのでしょうか。子供部屋について考えるときは、まず子供の年齢を考慮するようにしましょう。幼児期や未就学児はまだまだ目の届く範囲に子供をいさせるようにしたいと考える方も多いでしょう。大切なのは、子供部屋を与えるタイミングをしっかりと見極めることです。

小学生のうちは子供部屋は必要ない?

子供がまだ小学生の場合、専用の部屋を与えても「寂しい」と感じる子もいるかもしれません。小学生のうちは家族と一緒に過ごし、共同スペースのリビングで子供の過ごし方について検討してみるのが良いでしょう。例えば、宿題などをする場合はリビングで行うと勉強を教えることができるため、親としても子供の学習意欲について確認することができます。

「そろそろ部屋が欲しい」と子供から提案されるまでは、子供の様子を見守るのも良いかもしれません。

受験勉強は子供部屋でするのがベター

子供部屋を与えることで、勉強に集中でき、自己管理能力や責任感を持つようになるメリットを考えると、小学校高学年から中学生が子供部屋を与えるベストタイミングと言えそうです。

東京ガスが2013年実施した「家で子どもが過ごす部屋~子どもの過ごし方と親子それぞれの意識」によると、子供自身が「子供部屋があって良かったこと」と考える理由については、中学生になると「ひとりになれる場所がある」「親に見られずに好きなことができる」という回答が急増するという結果が得られています。

子供が思春期になると、プライベートな空間を求める傾向があり、特に女の子は小学校高学年頃から「友達を呼びやすい」「自分らしい部屋にできる」といった理由から、子供部屋があることのメリットについて実感するようになるようです。

(参照元:東京ガス都市生活研究所レポート「家で子どもが過ごす部屋~子どもの過ごし方と親子それぞれの意識」

最初は部屋の一角にスペースを作るのもおすすめ

いきなり子供部屋を与えることに少し抵抗がある場合は、まずはリビングなどの共有スペースの一角に子供専用のスペースを作るのもおすすめです。カーテンやパーテーションなどで間仕切りをすれば、最低限のプライベートな空間を確保することができますし、親としては子供の様子を観察することができます。

子供が専用スペースで勉強する時間が増えてきたら、子供部屋を与えるタイミングとして検討しても良いでしょう。

親子の寝室を分けてから子供部屋を検討する

早稲田大学人間科学学術院准教授の佐藤将之准教授によると、子供の精神的要素を考えて、徐々に個室に慣れさせることがポイントだそうです。

「子供が『自分の部屋がほしい』と言い出したら、たとえば最初は自室で寝ることから始めて、勉強や生活基盤はリビングのまま残す。そのうち生活基盤を自室に移して……と段階を踏んで子供部屋への移行を進めるのが最もスムーズな方法です。ある日突然距離を取るのではなく、少しずつ段階をふんで子供部屋へ移行する方がいいでしょう」

(引用元:子供部屋っていつから必要?個室デビューのプロセスを早稲田大学の佐藤先生に聞いてきた | CHINTAI情報局

いきなり子供部屋を作るのではなく、まずは自室で寝る習慣を子供につけさせてから、徐々に移行していくことで、子供が精神的にも安心して自分の部屋を持てるようになりそうです。まずは親子の寝室を分けてから、少しずつ子供の成長に合わせて子供部屋について検討してみるのも1つの方法です。