【こころ編】スマホによる悪影響
スマートフォンの利用によってどのような悪影響が及ぼされる可能性があるのでしょうか。まずは心に与える影響を3つご紹介します。
友達関係の悩みが増える
放課後や休日の時間も友達とやりとりをすることによって、悩みが増えてしまう子供もいます。たとえばLINEのようなSNSは、従来のメールや電話の機能を兼ねることもあり、比較的長い時間を費やす子供もいるでしょう。
友達とつながっている時間が長くなる分、喧嘩をしてしまったり、嫌なことを言う、または言われてしまう可能性も高くなります。そのため、これまで以上に友達との付き合い方に心をすり減らしてしまう子供もいるでしょう。
対面のコミュニケーションが減る
スマートフォンを用いたコミュニケーションの中には、文字を打つものや音声通話をするもの、ビデオ形式で通話するものや撮影した動画を共有するものなどがあります。すべてに共通していることは、相手が目の前にいないということです。
これらのコミュニケーションに慣れてしまうと、直接対面で相手と話す機会が減ってしまう可能性もあるでしょう。そのため、いざ目の前で話すときに、なかなか思うように喋れないということが起こるかもしれません。
ただし、中には人見知りのため対面でのコミュニケーションが元々苦手だけれど、機器を介せば人と話すことができる、という人もいます。直接話す機会と間接的に話す機会は、どちらかに偏りすぎないことで悪影響を小さくすることができるかもしれません。
スマホがないと不安になってしまうことも
SNSやメールなどは自分宛てにメッセージが届くと、通知音が鳴るように設定する子供もいます。SNSはメール以上にメッセージの返信が簡易的なものもあり、返信のスピードが速いことがあります。
勉強をしていても通知音が鳴ったらすぐに確認したり、通知をオフにしていても「メッセージが届いているのではないか」と頻繁にスマートフォンをチェックしたりしてしまう子供もいます。そのため、たとえ集中しようとスマートフォンを視界の外に置いたり親が預かったりしても、どうしても気になってしまい、なかなか集中できないという子供がいるかもしれません。