スマートフォンは便利であるため、ついつい長時間利用してしまう人もいます。その一方で、スマホがどのような悪影響を子供に及ぼすか心配になりませんか? 親としては、スマホとの付き合い方は頭を抱える大きな問題です。この記事では、実際にスマートフォンが与える心と身体への悪影響についてご紹介します。
もくじ
「子供にスマホ」は当たり前?
スマートフォンを持参している子供の姿を見ることが多くなりました。幼いうちからスマートフォンを持つことで、身の安全を確保したり、通信機器に慣れ親しむことができたりするなどの良い影響もあります。
また、遊びの約束や宿題範囲の確認など、友達同士のやりとりにもスマートフォンを利用している子供もいます。子供たちはデジタルネイティブとして、スマートフォンを身近な存在として利用しています。
1日のスマホ利用時間は?
スマートフォンは多機能である反面、夢中になってしまい、長時間利用してしまうこともあります。子供たちは1日にどのくらいの時間スマートフォンを利用しているのでしょうか。
東京都青少年・治安対策本部による「家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用に関する調査」では、都内在住の小学生(4~6年生)、中学生及び高校生の子供に携帯電話等を持たせている保護者1,500名に対して子供の1日のスマートフォン利用時間はどれくらいかを調査しています。その調査では、1時間以上2時間未満と回答した保護者が約20%であり、平成28年度調査よりも2.9ポイント増加していました。
(参照元:家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用に関する調査結果報告書(概要版)|東京都青少年・治安対策本部)
平成29年度の調査の結果では「30分未満」と回答した保護者が約30%おり、項目別の割合では最も高い結果となっていますが、子供たちのスマホ利用時間は年々増加傾向にあることがわかります。
悪影響はスマホだけではない!
子供に悪影響を及ぼす可能性があるものは、スマートフォンだけではありません。例えば、テレビを毎日長時間見ることや、テレビゲームで長時間遊ぶこと、パソコンをたくさん使用することなど、身の回りには悪影響を及ぼしかねないものがたくさん溢れています。
そのため仮にスマートフォンが悪い影響を与えるから、という理由で与えないとしても、他のことから悪影響を受ける可能性は大いにあるでしょう。